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ウラジオストク旅行記 ~ロシアに肩入れしているわたし

ウラジオストクは港町。
韓国や、日本の日本海側の県から船が出ている。
さらに北朝鮮からも労働者がやってくる。ウラジオストクには北朝鮮の公営レストランが何軒かある。

北朝鮮と聞くとドキっとする人もいるかもしれない。だけど、ウラジオストクの街を歩いているとヨーロッパに比べてそれほど怖い感じはしない。
スリやぼったくりの心配がなさそうな比較的おだやかな雰囲気だ。

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Netflixで「スーパーハードボイルドグルメリポート」を観た。
この番組は、難民やギャングなど厳しい環境で人がご飯を食べる様子を撮影するドキュメンタリーで、ウラジオストクでも撮影していた。

わたしはウラジオストクではそんなに厳しい状況はないだろうと思いながら番組を観ていた。
なのに現地ガイドから出てきた言葉は「ウラジオストクは治安が悪い。港町だから悪い人が集まる。」だった。

少し腹が立った。あんなにいい所なのに、と。

だけどその後続々と映し出されたのは、刑務所帰りのおじさんが住む地下の廃屋や、薬物の運び屋をしている夫婦。おそらく運び屋をしているだけではなくて、自らも薬物を使用しているような挙動のおかしさが見て取れた。

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写真は、ウラジオストクの海辺に夏の間だけできる仮設の屋台やバー。日本で言うところの海の家みたいなかんじで、夕方の涼しい時間帯になるとつかの間の夏を楽しむように往来が盛んになる。

冬になるとマイナス20℃と極寒になってしまうウラジオストク。屋外でのびのび楽しめるのはほんの少しのあいだなのだろうと思う。

実を言うと、たいした海ではない。
沖縄みたいなリゾート地ではないし、湘南みたいにサーフィンが楽しめるような感じでもない。本当にただの大したことない港町なんだけど、まるでリゾート地のように夏を一心に楽しんでいる様子がなぜか心地よかった。

やっぱりわたしにはスーパーハードボイルドなウラジオストクはピンと来ない。

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