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ドーハ〜フィンランド〜エストニア旅行記:ドーハ 市内観光バスツアー

トランジットの待ち時間 -なんと10時間以上!- を利用して、カタール航空が提供しているディスカバー・カタールツアーに参加した。料金は75カタール・リヤル(約2,200円)で3時間ほどの市内観光バスツアーだ。

ツアーに参加したって残り時間は7時間もある。普段、1日オフィスで働いているのと同じぐらいの時間が有り余っているのだ。


バスツアーは英語のガイド付きで、ドーハ市内の観光名所をコンパクトに案内してくれるものだった。有名な建築家がデザインしたというホタテ貝のような奇抜な建物や、ヨットハーバー、食料品や雑貨が売られている市場などを回った。月餅のようなカタールのお菓子も付いてきた。
安いわりにはなかなかしっかりしたツアーだ。出国の手続きもツアーデスクが代わりにやってくれるので、手続きの間、わたしたち参加者はただロビーでブラブラしているだけでよかった。

ツアーの途中で、アラビアン感たっぷりの建物に立ち寄った。ゴールド色をちりばめた細かい異国の模様がきれいに壁面に描かれている。

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わたしは異国情緒という言葉を聞くと、自然とこういったオリエンタルでアラビアンな雰囲気を想像する。多分なのだけど、久保田早紀さんの「異邦人」のイメージに引っ張られているような気がする。「異」しか合ってないんだけど。

この建物は、歴史的建造物でもなく商業施設でもなく、ガイドさんはたしか何とかセンターだと言っていた。ところどころ聞こえた英語をつなぎ合わせると教育とか文化とかそっち系のセンターだと言っていたような気がするんだけど、本当のところは何なんだろう?

友人とわたしは、この建物が何だかよくわからないまま気温40℃の中をノタノタと歩いて見て回った。そんな高温の中で屋外を歩き回っている人はほとんどいない。唯一、芝の手入れをしている外国人労働者のような人がタオルを巻き、帽子をかぶって、真っ黒に日焼けした姿で芝生にしゃがみこんで黙々と作業をしていた。

わたしたちはよく分からないまま何枚か写真を撮って、早々に冷房の効いたバスの車内に戻った。ガイドさんの説明が理解できていればもう少し興味深く見て回れたんだろうけど、わたしの英語力ときたらほんとうに残念だ。一応わたしたちはTOEICのスコアが800点以上なのだけど、旅行で役に立ったことがないんだよなぁ。

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