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不妊治療5年 メンタルの保ち方


転勤族の妻、略して転妻。
こんにちは、わい太郎です( ¨̮ )


私は不妊治療5年、流産2回、体外受精6回目で双子を妊娠した後にバニシングツインで片割れを失い、現在お腹の中で1人になった赤ちゃんを育てています。


現在24週。まだまだ安心できないですが、酷かったつわりもようやく落ち着いてきたので、これまでのメンタルの保ち方を振り返りたいと思います。


妊娠した側の人は黙っててよ!
って思う方もいると思うので、それぞれの心境に合わせて読んでみてください。


ちなみに、私は割とスムーズに妊娠した方の「妊娠した周期にした事まとめ」が苦手でした。
反対に、体外受精4回目以降で妊娠した方がどんな治療や検査をしていたのかは興味があり、投稿を細かく追っていました。


ではさくっと進みます。


不妊治療5年 メンタルの保ち方

①周囲にあまり隠しすぎない
②SNSで仲間を探す
③夫(パートナー)との情報共有
④不妊治療以外の自分も大切にする


①周囲にあまり隠しすぎない


これは最終的にすごく効果がありました。
不妊治療を始めた頃は、友人・知人に不妊治療経験者がおらず、ましてや結婚から妊娠までスムーズな人が多かったので、基本的に打ち明けていませんでした。

自身の転職や夫の転勤による引越しで、かつての友人とは疎遠になり、普段の生活で関わる人も次第に絞られるようになりました。

新しい職場の人には、全員とは言わずとも業務上協力を仰ぐ可能性がある方にはなるべく打ち明けるようにしました。それと、たまに連絡を取る子持ちの友人にも(先手を打って)打ち明けました。

こうすることで、仕事でも協力を仰ぎやすいですし、友人との会話で余計なストレスを受けることもなくなりました。

夫も普段関わる職場の同僚や、定期的に遊びに誘ってくれる友人にも打ち明けていました。そうすることで、無駄に嘘をつくことなく、仕事を休んだり遊びを断ることができました。

不妊治療というワードは、段々聞き慣れてきたものの、まだ抵抗がある人も多いかもしれません。私もかつてはそうでしたが、「だったら自分が先駆者になる!」くらいの精神で打ち明けて始めました。

そうしたところ、「実は私も不妊治療をしていた」「うちの子達も不妊治療で生まれてる」という方が少なくなかったのです!案ずるより産むが易しな状況だったことがわかりました。


②SNSで仲間を探す

こちらも振り返れば私には必須な行動でした。リアルの友人では不妊治療をしている人や、ましてたや「体外受精○回目」「○○クリニック通院中」などの仲間はなかなか見つかりません。

個人情報には十分気をつけながらになりますが、私の場合は最終的にリアルで会うことになるほど仲良くなれたお友達もできました。

X(その頃はTwitter)の力は凄くて、例えば「不育症の検査をするには何処のクリニックがいいか?」と悩んでいると、フォロワーさんの中に経験者がいたり。友人の妊娠報告に鬱々としていると、フォロワーさんが共感してくれたり。夫が治療に協力的になってくれなくて落ち込んでいると、フォロワーさんが慰めてくれたり。

とにかく治療方針の決定から、メンタルのフォローに至るまで、この「姿の見えないX上の友人」に支えて貰っていました。

人によって、SNSの種類はInstagramだったり、アメブロだったり、それぞれ合うもの合わないものがあると思います。それはやってみないと分からないので、まずは登録して眺めるところから始めることをオススメします。

ちなみに、最近は「不妊様叩き」も増えているので、自分の心を守るためにもある程度フォロワーさんが増えたら鍵付きにするなどの公開制限を設けるのが安全だと思います。


③夫(パートナー)との情報共有

不妊治療で最大の鬼門となるのが、夫の理解度です。我が家は不妊治療5年、体外受精6回目にしてようやく、夫が治療内容を理解し始めました。

私の夫はありがたいことに、不妊治療や通院、精子の検査などに抵抗があるタイプではありませんでした。金額が高くつく検査に対しても、必要ならやろうと前向きな反応をしてくれていました。

しかし、良くも悪くも放任主義。よく分からないけど必要ならやろう!というスタンスなので、何を話しても相談にならなかったのです。(この頃はSNSで他の人に相談したり、情報収集していました。)

流産を繰り返したり、ステップアップするに連れて、状況はシビアになってきます。自費の検査や高額医療に手を出すか。検査結果がボーダーラインである部分に治療を加えるか。治療方針は最終的に患者である私たちが決める訳ですから、クリニック側から提供された情報を元に考えなければ行けません。

そんな時に、夫が話を聞いてくれなかったり、ましてや飲み会などを優先するようだと、毎日治療のために頑張っている私たちはすごくがっかりしますよね。

我が家はとにかく共通理解までに時間がかかりました。仕事が忙しいから、疲れているからと逃げられたり、聞いてくれても聞いてるフリだったり。これだけ本気で話してるのに、「先生の言う通りでいいんじゃない?」「ダメだったら仕方がないよ」と話を変えられたり。

理解して欲しいことを絞って、例え話に変えたりして、伝えたいことの重要性を説明し続けました。体外受精の前に採卵が必要で、採卵をしても必ず凍結できる訳では無いと夫が理解出来た頃には、体外受精も5回目に差し掛かってました。

体外受精6回目に向けた主要な通院には、夫が仕事を休んでついてくるようになりました!コロナの影響で診察室には入れない日もありましたが、採卵後や移植後、入口で夫が待っている姿を見ると、やっと2人で治療している気持ちが生まれました。


④不妊治療以外の自分も大切にする

不妊治療を始めた頃は、いつ妊娠できるのだろうか?できなかったら?どれだけお金がかかるの?と不安だらけでした。

なので、旅行を計画するにも「治療と被ったらどうしよう」「旅行でお金をつかっていいのかな?」とネガティブになっていました。

それと、仕事に対しても「少しでも稼ぎたいから仕事に間に合うように受診しよう」「休みを増やしたくないからこの日に生理が来ないかな」など、常にストレスを感じていて、不妊治療自体が私の生活にジワジワとストレスを与えていました。

でも、これは振り返ってみればの話ですが、少しでもポジティブな気持ちでいれた時の方が体の調子も、治療結果も良かったのです。

私は流産した2回を含めて3回妊娠していますが、最初の妊娠は「どうせ今回は無理だろう」と遊び回っていた時。2回目は、転院で初めて都会に出て「せっかくだから」と観光を楽しんでいた時。3回目は「これで治療は最後にするかもしれない」と仕事を辞めて、空いた時間で旅行を楽しんでいた時。

逆に、少しでも稼ぎたいからと仕事を休まず朝4時起きで通院し、夜まで働いて家事もこなしていた頃は、採卵しても凍結0が続いていました。

ちなみに、〇〇しなきゃ、〇〇してはだめ、という精神も段々と捨てるようにしていました。あれこれ飲んでいたサプリを見直して減らしたり、移植期間と採卵直前以外はお酒も楽しんだり。たまには夜更かししてゲームしたり、暑い中野球観戦に行って揚げ物を沢山食べたりもしました。

自分の楽しい気持ちを犠牲にしすぎないこと、自分を大切にすることも必要だったんだなと、今になって思います。

不妊治療中の方、苦しい日々をお過ごしだと思いますが、是非メンタルを落としすぎずに過ごしてください。頑張っている皆さんに明るい結果が待っていることを願っています。


▶︎他にも不妊治療に関する記事を書いています!


最後に、私が移植6回目までに行った治療や検査についてまとめたいと思います。
かなり込み入った話になりますので、ここからは気になる方のみ進んでください。

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