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久保研二
2021年4月17日 07:04
遮二無二なって自分の「個性」を探り、いじくりまわしていい気になっていた10代の後半。今は亡き恩師から強烈な啓示を受けました。「久保君、個性とはね、一人一人の内面のさらに奥にある、究極の独自性を意味するんだよ。それはね、自分自身の自己となることなんだ。均質化されたものじゃぁなく、自分自身を志向したまえ」 「人間はね、自己を表現している時、内在している力を発揮している時、最も幸福で、自分
2020年10月26日 13:34
🏫 私には、後々の人生の根幹をガッシリ握りしめて、グイッと傾けて……いや、価値観の方向付けの型をつけて下さった恩師……(先方にはその自覚はない)……が、何人か居ます。 その中のお一人。著名な文学者であった大先生。11 年前にお亡くなりになりましたが……。 私が関学高等部1年生の時、古典の授業のあと、ホンマに世間知らずというか、怖いもの知らずというか、今思えば赤面もの、青臭く沸騰した"じゃまく
2020年7月29日 12:49
関西学院高等部の時に教えていただいた、恩師が書かれた本である。 これが、先生の文章だ。※※※※ 一日が、何人かのいのちをのみこんでゆく。 地盤全体が、徐々に沈み込んでいる。 歩くことが、そのまま死に向かって近づいてゆくことなのだ。 死への行軍と知りつつも、諦めるを知らない肉体は、前へ前とのめりゆく。 ※※※※ さすがである。 久保研二、ぐうの音も出ない。