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関西弁で綴る、エッセイ・評論

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その名の通り、関西弁で綴る、エッセイ・評論(著者は尼崎出身)
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記事一覧

不思議の国

 昨日、山口市内、小郡に向かう椹野川沿いの道で、目の前を猫が横切った。  思わず軽く減速…

久保研二
3年前
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お釣りとゆとり世代

 財布に久しぶりにお金が入ったので、気分がリッチになりました。  普通 お金が入ったという…

久保研二
3年前

お水の恋人

 値段が安かったから、あんまり文句はいえんけど、ほんまに世の中にこれ以上…… 「どうでも…

久保研二
3年前

危機管理

2018年5月  人を叩くのはあまりよくないと思いますが、 このオッさん。ホンマに久しぶりに…

久保研二
3年前

権力と虚構

 2018年5月  生きていく中で、様々な要素やタイミングがからみ、ふと本来持つべきではない…

久保研二
3年前

レオポン

 私は幼い頃、祖母や伯父が居た尼崎の杭瀬や、父が営む洋服店があった出屋敷、共に阪神電車の…

久保研二
3年前
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関西人の魂

 今回は、関西人の魂 特別講座の最上級編です。めちゃレベル高いです。関西弁やなく、関西の魂です。  赤井英和が主演をした『王手』という将棋さしの映画があります。  この映画はザックリ言うと、アカデミックな将棋連盟が主催したトーナメントに、賭け将棋を生業にする怪しい筋の将棋指し(赤井英和ふんする主人公)が参加し、勝ち進んでいくという話です。  映画の冒頭、通天閣の近くの地下にある、煙草の煙ムンムンの将棋倶楽部に赤井がはいっていくのですが、満員の客は自分の将棋盤に熱中していて

ジャズピアニスト

 JAZZのアリ地獄に陥りつつある……この歳になって。  先日ヤマを越えたのは、JAZZボーカル…

久保研二
3年前
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危険な再会

 知らない番号から突然の電話が……。  もちろん物騒なこの時代、こちらからは名乗らない。…

久保研二
3年前
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縁は凄まじい

 古い物が好きで且つそこに執着する傾向が強い私は、歴史的な街並みを保存している人々をホン…

久保研二
3年前
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きつねとたぬき

 20歳の頃、特殊な内容の仕事で、ちょくちょく東京に仕事…といってももちろんアルバイトに行…

久保研二
3年前
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新 天皇論

 今から10年前後前の話です。  当、私が山口市で責任者をしていた大型店舗に、目つきが悪い…

久保研二
3年前

かえり船

 もう確実に10 年以上は前のことです。今朝がた、たまたま夢で追記憶をなぞったので、忘れな…

久保研二
3年前
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資本主義の正体見たり

 不安や焦り、危機感にあふれている時に金欠が襲ってくると、人は確実に追い詰められて精神が蝕み始めます。  わかりやすいストレスが全身を占拠すると、なるほど……肉体の不具合の多くはやはりストレスが原因やったんか……と、あらためて実感できます。  世の中に、おそらくどんな症状にも効く薬は存在しないのだと思います。  けれども唯一、それに限りなく近い薬は「現金」なのでしょう。  世の中……この世界には、お金よりも大切なものがたくさんあります。  それは、今までさんざんツバを