見出し画像

重要伝統的建造物群保存地区☆「木曽路 奈良井宿」を歩く

江戸時代、江戸・日本橋を起点に伸びる五街道が定められました。そのうちのひとつ、江戸と京都を結ぶ街道を「中山道」といい、長野県の木曽を通るところは「木曽路」とも呼ばれています。
中山道は全行程が約540kmに及び、69箇所の宿場があり、うち11個所の宿場が木曽路にあります。
今回は、この木曽路の中で江戸川の板橋宿から数えても京側から数えても34番目、中山道の真ん中に位置する「奈良井宿」に行きました。

昔懐かしい面影を残す、日本最長の宿場町☆「奈良井宿」の道のり

「木曽路はすべて山の中である」という書き出しの『夜明け前』はとても有名な書物ですが、著書の島崎藤村など、木曽路は多くの文豪が訪れ、言葉を残した旅路としても有名です。
それほどまでに、言葉を残したくなる風景なんですね✨

そして「奈良井宿」は、文部省が選定する重要伝統的建造物群保存地区であり、日本最長の宿場町です。その道のりはどこか昔懐かしく、江戸時代から何人もの旅人が踏み締めた温もりを感じる、とても美しい景観が広がっています。

奈良井駅近くの駐車場に車を止め、少し歩いてみました。
これが案内図です。

画像1

奈良井駅です。
木の造りが美しく、趣のあるたたずまいでした。

画像2

そして、これが奈良井宿の風景です。
奈良井川沿いに約1km続く道のり。旅籠の軒灯や千本格子など、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような情緒ある街並みでした。すごい。。✨

画像3

画像4

また、木曽は長野県の中でも「郷土料理」が多い街です。
郷土食のおやきや五平餅、ほう葉まきなどがいただけるお店も、奈良井宿には立ち並んでいます。

さらに、中山道の北の入り口に位置する塩尻市は、伝統工芸・木曽漆器の本場です。
木曽はこうした郷土食や伝統工芸、宿場町など、昔からの文化が地域に根付いている場所なのです!

木曽の文化を見て学ぶ街並み

奈良井宿には、神社や地蔵など、多くの見るべきスポットがたくさんあります。
その中で、注目したスポットが二つありました。

ひとつめは「水場」。中山道は、水の不便がないことから女性も多く歩いてきた道のりだそうです。
とても美味しい水がいただけます。

画像5

ふたつめは「木曽の大橋」。美しい総檜造りの太鼓橋で目を引きます。

画像6

他にも、鎮神社や二百地蔵など、奈良井宿には歩いていると見るべきスポットがたくさんあります。
木曽の文化や歴史を感じる、とても感慨深い宿場町でした。

********************
中山道 奈良井宿
長野県塩尻市奈良井
塩尻ICより車で約35分
伊那ICより車で約40分
********************

いただいたサポートは、「わいわい広場」の運営・活動費に使わせていただきます。よろしくお願いいたします。