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法に則った行いなのに、なぜ火炙りの刑に処されるのか? 〜タダ乗り野郎は社会から排除される〜

はろーこんにちわ。
わたしです。

今回は、
話題な話題について。

件の彼は、法律上は問題の無いことを行っていました。
しかしながら、コミュニティからは許されず、
個人攻撃を行われるまでに発展しています。

なぜ、彼は問題の無いはずのことを行ったのに、
社会からは排除されかかっているのでしょう?

それでは、概要から。

法律上は問題の無い行動。
しかしながら、社会からは許容されない。

なぜそれが許容されないのか。
それは享受しようとした利益に、
見合った貢献を社会に示していなかったから。

わたしたちの規範、
常識では個人は社会に貢献を行い、
それに見合った利益を得るべきであるとされる。

努力をすれば認められる。
認められたから、報酬や社会的地位を得られる。
既にある規範が守られているとすることは、
社会の維持のために必要。

彼がそのコミュニティから引き出そうとした利益は、
彼が行った貢献とは見合わない。
それ故に、
規範を破ったタダ乗り野郎であるとされ、
社会からの制裁を受けた。

また、法律では罰せられないが、
社会的には許容されない行為。
これは法律で罰せられないからこそ、
社会の維持、統制のために、
見せしめとして焼かれる。

1.彼の行いと、過剰なまでの社会的制裁

まずは簡単に出来事について。

・あるコミュニティで、
共有の財産として扱われているものがあった。

・それに対して、
法律上は問題なく権利を取得した人が、
利益を分配しろと主張した。

・その行為はコミュニティからバッシングを受け、
さらに世間に広く周知されてしまった。
彼は現在進行系で多数の人々によって、
火刑に処せられている。

法律から見れば、彼の行いは間違ってはいません。
しかしながら、彼はあらゆる人から殴られ、
磔にされて焼かれています。

いくらなんでもそこまでしなくてよくない?
みたいなことされちゃってます。
可愛そうですね。
日本は法治国家なので、
法を破らなければ罰せられない。
彼はそう思っていたはずです。

なのに人々は、法で裁けないからこそ、
過剰なくらいの社会的制裁が必要だと考えています。

ではなぜ、
人々はそこまでの処罰が必要と思っているのでしょう?

2.法律と社会の規範

これを読み解くために、
法律と社会の規範について考えていきましょう。
以前にも一度、この話題を取り扱った記憶があります。

まず、法律は社会の規範を明文化したもの。
社会の統制、維持のために存在するもの。

しかしながら、
今回のように法律では罰せられないが、
社会からは良いとされない行為。
たくさんありますよね。

明文化されてはおらず、
法律上は罰せられるものではないですが、
それを認めてしまうと、
社会の統制、維持に支障が出るような行為。
抜け道行為的なもの。

端的にいえば、
マナーとかルールといったものを破る行為。

これらは法律を変えて裁くには時間がかかりますし、
かと言って許していたら、
みんながそういった行為をしてしまうかもしれません。
また、そんな社会的に悪いとされるひとが、
利益を得たり名声を得ていたら、
今までの社会の規範が揺らいでしまいます。

では、
そんな人たちがいたとしても、
社会の規範を守り、
維持させていくにはどうしたらいいでしょう?

3.規範が守られていると示すために、彼は火刑に処せられた

答えは簡単です。
代わりに個人、社会が罰せばよい。

火炎瓶、火炎瓶を投げる

例えばタバコのポイ捨て、
列への割り込み、
ちょっとした会社の備品を自分のものにする。

こういうのって、
わざわざ法律で罰せられることはありませんが、
周りから白い目で見られるという、
個々人による社会的な制裁があります。

これと同じで、
彼の行為は法律で罰せられるものではありませんが、
それは社会の規範からは許される行為ではない。
沢山の人が怒っていることから、
それは証明されています。

そして、
後続の行為が行われないよう、
また法律が規範に則るよう改善させるために、
彼は過剰なまでに制裁を受けます。

誰もが許してはいけないとして、
そしてそれを罰する規則がない。
むしろ規則がないからこそ、
際限なく彼は罰を受けてしまいます。

恐らく、彼は法律により守られるはずだと思っていた。
見る限り、なかなか頭は良さそうだと思います。

しかしながら、
その法律自体が社会の規範を明文化したもので、
暗黙の了解といった規範をわかっていなかった。
規範は破る人に罰則を与えることで、
より明確にされていく性質があります。

そのために、彼は火刑に処せられた。

だいたい同じような話、
前にも書いていたので興味があったら読んでみてください。

それではまた!