小豆

映画好き女子大生

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夏の日

自分がかつて通っていた小学校の前を通り過ぎた時、ふと吹いた生暖かい風でカーテンが開き、通い詰めた図書室が見えた。6年間、ランドセルが小さくなるまで通ったあの場所に、確かに私は存在したけれど、今はもう私を知る先生さえいない。そんな当たり前のことが、ちょっぴり切なく思えた。それでも私はこれから「今」を過ごしに行くわけで、新しい季節の風に背中を押されて、今日も乗れるか乗れないかわからないギリギリの電車へと走り出した。 #女子大生の日記 #夏

    • ちょっと思い出しただけ

      数年間、毎年数日だけ、あるアパートの一室を垣間見ることで見えてくる二人の男女の物語。時は2021年から始まり、タイトル通り、過去の恋愛を“ちょっと思い出す”だけ。ちょっと思い出した先には、切ない思い出もあれば、あふれんばかりの幸せも存在する、はたまたあなたが存在しなかった日々もまた存在している。別の誰かの横で寝る夜もある。それは幸せだけど不幸せ。 ・ なんでも素直に言葉にする彼女を好きになったけど、言葉にしない言葉をくみ取ってくれない彼女に嫌気がさす。 ・ 変わりゆく時を移す

      • 花束みたいな恋をした

        「始まりは終わりの始まり」ということ言葉が冒頭に来ているこの映画。 「大好き」だけじゃどうに もならない、ずっと二人だけの世界を生きていくわけにはいかないんだなー、、、と当時高校生、まだ青2歳の私なんかは(今だって大人にはなれていないが)知らない世界を見てしまったような感覚だった。いつか、年齢を重ねて恋を重ねたら終わり方が変わって見えるんだろうな、、、 本当に花束のように咲いている間は「大事に育てたい」、枯れてしまってもドライフラワーや押し花として「大事にとっおきたい」「綺麗