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圧倒的「水シャワー」のススメ

会津東山温泉に「向瀧」という素晴らしい旅館がある。この旅館は木造建築の素晴らしい建物の中に、はなれの浴室の中でひとつだけものすごい熱い風呂がある。これが44度のお風呂だ。この風呂を1分ぐらい使ってから、キンキンに冷えた水シャワーで全身を浴びるのが僕のルーティンだ。今日はこの負けてはいけない冬、僕が圧倒的にオススメしたい水シャワーについて。

昨日MASHI NO MASHI TOKYOに、ちょうど一時帰国していたニューヨークのRAMEN NAKAMURAのオーナーシェフ中村栄利さんを招いて、今年最初のWAGYUJIROのすすり始めの儀式を行った。同い年で世界にチャレンジしている中村さん、目がキラキラしていてこちらもとても嬉しい気分になる。そんな彼が話していたのはここでも水シャワーの話だった。そう出来る人たちは、シャワーといえば水シャワーが当たりなのだ。

そもそもただでさえ体が冷えている冬に、体を圧倒的に冷やすというのはどうなのか。年に一度ほどWAYGYUMAFIAに遊びに来てくれるTwitterの社長ジャック・ドーシーは、もっとエキストリームなことをしている。「ハマ、俺は毎朝110度のサウナに入ってから、氷風呂に入る。頭がスーパーシャープになるんだ。」その彼が紹介してくれた本は、邦訳もでているアイスマンの話。「ICEMAN 病気にならない体のつくりかた」サウナ好きなら絶対に読んでもらいたい良書だ。呼吸法とコールドトレーニングについて書いてある。

ここで僕の水シャワールーティンの紹介をしたい。このICEMANことヴィム・ホフが提唱するトレーニング、そして昭和初期の医学者であった西勝造博士が提唱した西式温冷浴法をあわせたようなメソッドだ。まず向瀧仕込みの温度で44度にお湯をセットする。僕はここにヨルダンから取り寄せている死海の塩と青森産のひばの油をミックスしていれる。朝一で起きてからすぐに湯船に浸かり、そして30秒ほど流してキンキンに冷やした水シャワーを1分ほど全身で浴びる。ちょうどサウナに持っていくようなタオルを濡らして絞った状態で体を拭き取り、外気浴をする。ここでゆっくりと2分間ほど呼吸を意識する。外気浴はだいたい3分〜5分ほど。

この一連の10分弱を1セットにして、朝は1−2セット、夜寝る前は2−3セットほど行う。大切なのはセットの終了で必ず体の表面が水シャワーか外気で冷えている状態で終了するということだ。そうすることで、体は内部にためた熱で体全体を温めようとする。この温度の上昇が夜は快眠を促し、朝は心地よいマインドへと導いてくれる。風邪は全くひかなくなるし、マインドは常にシャープな状態を維持できる。ぜひ試してもらいたい。

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