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クロマグロの一本釣りを通して、肌で感じた資源保護の取り組み

以前から体験したかった黒マグロの一本釣りへ、青森へ。鯵ヶ沢町からチャーターしたボートで1時間ほどでポイントへ。木製でペイントされた鰯の形のルアーとをキャスティングして、着水。そこから誘い出しという方法で鰯が泳いでるように戻していく。しばらくキャスティングからの誘い出しを繰り返しているとヒット。物凄い力で一気に引き込まれていく。上下させながら手繰り寄せていくのだがこれがなかなか難しくてバラしてしまった。

釣ったとしても30キロ未満はリリースしなくてはならない、そしてリポートも求められる。いわゆるメジ、ヨコワ、シビと呼ばれる30キロ未満の小型魚だ。現在資源保護の観点から、クロマグロは厳しい漁獲規制がかかっている。2014年WCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)における国ごとにクロマグロの漁獲枠を設定する決定、日本においても翌年の1月より小型魚の漁獲枠は4,007トン、大型魚の漁獲枠は4,882トンとした。小型魚についてはさらに厳しく沖合漁業は漁法別、沿岸漁業は原則都道府県別に分けて管理を開始している。そしてレジャーフィッシングである遊漁においても小型魚の規制が今年の6月1日より規制開始となった。

小型魚の半減規制が始まったのが上記の通り、2015年から3歳魚以上になるのが2018年。6年の経過とともに徐々に大型魚の捕獲量が増えてきており、回復傾向にある。ボトムを打ったのが2010年、現状の規制を維持すると2024年には暫定回復目標を98%クリアする資源回復となる予定だ。

マグロの漁には一本釣り、延縄漁、巻き網漁がある。巻き網で一網打尽にあげていくと資源枯渇していく。そのうちに延縄が締める割り当ては3000トン程度と言われる。鮨屋のカウンターで漁港と漁法でマグロを語るだけではなく、今回の現地にて色々と話を聞くことでクロマグロの資源回復への重要性も理解することができた。ちなみに今回のような遊漁であるレジャー/スポーツフィッシングでの年間漁獲高は100トン程度である。

マグロの漁には一本釣り、延縄漁、巻き網漁がある。巻き網で一網打尽にあげていくと資源枯渇していく。そのうちに延縄が締める割り当ては3000トン程度と言われる。ちなみに今回のような遊漁であるレジャー/スポーツフィッシングでの年間漁獲高は100トン程度。海外ではほぼ蓄養である、天然鮪であることをアピールしたら、国によっては物凄いバッシングがくる。それぐらい国際社会のマグロに対する目は厳しくなっている。

鮨屋のカウンターで漁港と漁法でマグロを語るだけではなく、今回の現地にて色々と話を聞くことでクロマグロの資源回復への重要性も理解することができた。ちなみに僕らはクロアチアまでマグロの蓄養センターまで訪れている。蓄養されている生簀の中でマグロとともに泳がせてもらう貴重な体験もした。写真はその生簀である。

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