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MASHI NO MASHIの立場そしてポテンシャルについて書いてみる

最速で海外展開しているのが香港で生まれたMASHI NO MASHIというブランドだ。香港で組んだパートナーから、プライベートブランドを作って欲しいという頼みに応じて、僕が考えたブランドになる。はじめから海外スタートで海外展開をするために作った戦略的なブランドであったので、メインキャラクターの設定など今まで僕がファッション業界やブランド業界で培ったエッセンスを入れた。もちろん僕は筋金入りのラーメン馬鹿である。その味もチューニングが徹底的にかかって驚くべき美味しさになったと自負している。相方の堀江が食べたがっていたこと、そして国内に置くことでR&Dも出来ること、そして海外VVIPが来たときになかなか連れていけるラーメン屋さんがなかったことなどが相まって、本来は予定していなかった国内店舗も作ることになった。それが六本木にあるMASHI NO MASHI TOKYOだ。ラーメン1000円の壁がイシューになっているときに、僕らは1杯1万円を標榜してスタートした。世界中どこのMASHI NO MASHIよりも圧倒的なクオリティーを出すことが出来るのも、この高いプライシングにある。

そのMASHI NO MASHI TOKYOはコロナ禍において、WAGYUMAFIA THE CUTLET SANDWICHと並んでもっとも大変だった店舗だ。4月の終わりに一度休業という形を取り、そして11月から徐々に再開をかけている。1月からはようやく毎週土曜日、そして貸し切り予約のみは受け入れる体制ができそうだ。コロナ禍のときにWAGYUMAFIA THE BUTCHER'S KITCHENをそうさせたように、僕と現在のMASHI NO MASHIの味を決めているMAX、そしてニセコで朝からビールを飲んでいたシンと一緒に新しい風を送り込むことにした。ラーメンをコースにして、それをWAGYUMAFIAのオリジナルの僕のホームパーティで再現したらというのがサブテーマになっている。前回第一弾を実施して、それが僕自身すこぶる楽しかったので気を良くして1月12日に新春第一弾のSHIN-HAMAXナイトを実施することにしたのだった。原型は町中華イベントにあったんだと思う、だから僕の大好きな町中華のエッセンスがこれでもかと出ているのだが、車海老を寿司の技法で火入れして、それをチリソースで和えたりと、僕らがやってみたかったことを随所に入れている。

インスタでその様子をあげたところ、世界各国のMASHI NO MASHIファンからうちの国でもやってくれとのメッセージを頂いた。ラーメンと餃子という強いフックがあると、コンテンツ的には自由にコース展開を考えることが出来る。いつかは実施したいなぁっと思うのだが、定期的にこのイベントを開催することでもう少しフォーマットが決まってくると思う。現在MASHI NO MASHIは香港、そして東京、シドニーが完成し、また香港には最新店舗まで完成して、一日200杯を売る店へと成長した。来年はついに初の中東展開が実現されることが決定し、世界展開に向けて順調に拡大している。ビジネス的な話をするとMASHI NO MASHIはカジュアルブランドになるので、WAGYUMAFIAというハイエンドが入るまえのサウンディング的な役割も果たしている。シドニーに最初にMASHI NO MASHIを上陸させたのもその理由だ。ここから吸い上げていく情報で、次のオーストラリアでの展開を考えていく。僕らの世界戦略は実は緻密に考えて動いている。

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