見出し画像

串田さんとの至極の天然ふぐディナーセッション

輸出そのものが禁止されている究極の日本食材とはなんだろうと考えると、やはり「ふぐ」であろうと僕は答える。そう日本に来ないと絶対食べられないのだ。香港でもそんな話をしていたら、以前日本料理屋で内緒で密輸して大変なことになったらしいという話も。ふぐを攻めると決めてから個人的に色々と長年追いかけていて、以前もこんなコラムを残した。

そして昨日はついに究極のフグ会の第一弾を実施することになった。天然フグトップの仲卸の串田さんに全面協力してもらい、ありえないフグを集めてみた。コンセプトは天然と養殖の食べ比べだ。この時期は白子のベストシーズンではない、何よりも身を徹底的に食べ比べたいということに。天然とらふぐは七ケ浜(宮城)に、3キロ程度のものを6本。そこに長崎から養殖1.2キロを4本。ともに金曜日に泳ぎをシメてバラした4日もののフグ。この寝かしがどのようなニュアンスになるのかというのが串田さんの真骨頂だ。今回はそこに千葉の富津で捕れた小トラも15本、大洗で捕れたショウサイフグも10本と本当にふぐづくしな一日となった

串田さんとの出会いでかなりふぐに対する概念が変わった。今回は白い腹ひれを寫楽の純米大吟醸でおかん、そして黒ひれとの比較テイスティング。また黒木本店のきろくの芋焼酎「㐂六」無濾過でのひれ酒も。今回参加してくれた友人たちの多くもふぐへの感じ方が変わったようだ。次回はふぐの白子シーズンど真ん中で開催、白子好きな海外ゲストたちもたくさん参加する予定なので実に楽しみだ。WAGYUMAFIAのメンバーの方々はぜひお近くのスタッフまで詳細を確認してもらえればと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?