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ファミマでWAGYUMAFIAのチップスがデビューする話

僕の最初のポテトチップスとの邂逅は、7歳のときに住んでいたシドニーである。それまで全く食べさせてもらえなかったチップスだが、オーストラリアの文化に触れて多分軽いカルチャーショックを受けた両親が、SMITH'Sというポテトチップスの小袋アソートメントパックみたいなものを常備するようになった。週末の朝がチャンスである、食料倉庫から1袋もらってベッドで食べるのである。このときにハマったのがSALT & VINEGARだった。日本ではNGでシドニーではOKだったらチップス。その理屈は未だによくわからないが、あのときの鮮烈なチップスを食べたときの至福感は覚えている。

そして高校からアメリカ留学をするわけだが、そこでドリトスのナチョス味にハマる。ラージバッグを運動後に一袋平らげるのである。指についたあの独特のパウダーをまた更になめるのだが、そうするとコーントルティーヤを食べたくなってまたバッグに手を突っ込むというアメリカンタイムだった。アメリカではランチにチップスを持ってくる人が多かった、それは偉い衝撃だったのだが慣れとは面白いものですぐにその光景にも慣れて、僕もオーバーサイズなバッグを堪能するようになったのだ。

もうひとつ驚いたのはロンドンでのことだった。サンドイッチを注文して、その中にポテトチップスを追いサンドしてクリスピー感を出すのだ。試しにやってみろよ、と友人に言われるがままに追いチップスすると、これが病みつきになる。なぜか列車の旅では必需メニューとなり、長距離の列車に乗る時はキオスクでサンドイッチとチップスを買って乗り込むようになった。

そんな僕のチップス愛が、長い年月をかけてなんと商品化されるというのだから人生とは面白い。日本のチップスはまた独特の進化を遂げてきた、代表格はコンソメ味だろう。香港で人気のバーThe Old Manでは、つまみがこのコンソメチップスだ。アルベルト・アドリアとツアーで一緒だったときに、彼がこのチップスをこよなく愛して、僕のも横取りして指舐め状態だったことを覚えている。そんなジャパニーズチップスに、新しいページを用意できたらと思ってデザインに徹底的にこだわり、そして僕らの記録的な大ヒットとなったWAGYUMAFIA HIGHBALLに合わせる究極のチップスが生まれた。

海外のホテルのバーカウンターに置かれたとしても、全く遜色ないデザイン。とにかく表記が全くされていない、コンビニ史上一番情報量がないデザインだと思う。ダイニングテーブルやバーに置きたいデザイン、そろそろそういうシンプルなデザインも登場してもいいのでは?と思った。パッケージも白だが、その白も数ある白から特殊な白が選出されて、文字通りの細部に神が宿るモードのデザインだ。そして味は、ULTRA GARLICである。同じくチップス好きの堀江とともにメーカーさんとともに開発したこの味は、コンソメ以来の指舐め状態になること請け合いである。どうぞ僕らのHIGHBALLとともに堪能していただきたい。

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発売は10月19日、全国のファミリーマート限定で発売される。ULTRA GARLICのお供はぜひ僕らのHIGHBALLを!以下のサイトから購入可能です。


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