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おにぎりプロジェクト第20弾:イタリアNAPOLI編

20回目を予定していたONIGIRI FOR LOVEは、阿蘇で開催することを予定していたのだが残念ながら先の台風でキャンセルを余儀なくされた。共同主催者のNARISAWAの成澤さんも僕も海外でのイベントがかなり入ってきており、今月はお互いに日程を合わすことが難しく。初のスキップ月になってしまうかなと思ったのだが、ちょうどミラノでのモンレクールイベントが終わった後にナポリに顔を出すことになっていたので、何か出来ないかなと模索した。

ナポリの友達オリビエロのマンマに頼んで、一緒にアランチーネを作ることにした。グリーンピースとプロヴォラ、フィオルディラッテを合わせてフィリングを作る。シシリアの料理だが、シシリアではラグーを入れたりマッシュルームを入れたりするのだが、今回はこのフィリングで行くことにした。出来上がるまでに2日かかる料理だ。1キロの米、2キロの水とトマトソースとバターを入れてから弱火で丁寧にタイていく。バットに伸ばしてから冷やして、そこから造形する。水と小麦粉と卵を溶かした液にかけてからパン粉をつける。そこから冷蔵庫で寝かすことが大切だ。ひまわり油で1−2分、揚げる。これが最高に旨い。作りながら色々なアイディアが生まれ、そして食べながら無限のイメージが広がる、そんな素敵な食べ物だ。

そしてもう一人の友達セルジオに頼んで、"Angeli di Strada Villanova"を紹介してもらう。ホームレスの食事供給支援を長年取り組んでいる団体だ、その彼らのフードトラックに出来たてのアランチーネを運ぶ。僕は中国を旅していたんだよと主催の男性はご夫婦で話してくれる。チャリティー活動への支援は手厚い、イタリア一の保険会社などが支援してくれている団体だ。基本的なチャリティーへの姿勢がヨーロッパはさすがに進んでいると感心するのだ。ちょうど今日はTOROhe International Day for Food Waste Awarenessの日だ。食を仕事にさせてもらっている身として、食について見つめ直す時間となりそうだ。ナポリの方々、ありがとうございました!

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