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アメリカツアー全工程終了!最後のスペアリブをかじりつきながら思うこと

LAツアーのすべてのセッションが終わった。ここまでのセッションはラスベガスツアー以来だが、大成功似終わった。前回同様すべてがプライベートセッションとなり、僕らのブランドWAGYUMAFIAにとっては大きなステップアップとなったのは間違いない。それにしても人間の成長というか僕も含めてチームの成長というのは大きい。300名規模のフルコースイベントプロデュースを経験すると、16名のプライベートディナーなどは温度コントロールもできるし、ベストコンディションで臨めるという心の安心がある。スタート時だったら6名でも大変だと思っていたのを考えると、やはりやり続けることでの進化というのは非常に大きい。それはチームにとっても同じだ、今回は敢えてチームメンバーを絞って帯同させた。いつの間にか大きくなってきたチームだが、久しぶりに少数精鋭ですべてのことをみんなでしていくというのが重要だと考えたからだ。

現時点では多くを書くことが許されていないが、この1ヶ月ですべての流れが変わった。その上で臨んだアメリカツアーだった。そして新しい歯車が動き出し、一気にスピードアップする。ベースにしっかりしたチームを作っているということが重要だが、常に何が起きても冷静に判断して次のプランニングにつなげていくという姿勢が大事だ。ちょっと脱線気味で重要なことを書いておくが、どんなに小さなことでも喜びを感じていくことが大切だとつくづく感じる。ビジネスに興じて、周りがみえなくなっていくと陥るのがエゴだ。そんなことどうでもいいんだよ、と教えてくれるのは一歳の娘だ。芝生が沈むことに喜びを覚えて、氷の冷たさにびっくりする、朝日が眩しかったらキャッキャしているし、ゲストたちに挨拶をして回っている。そう生きるということはそういうとてもベーシックなことを感じて、喜ぶ能力をどれだけ高められるかというところにあるのだ。

子豚のスペアリブをEREWHONで購入して、WAGYUMAFIA GOLDEN BBQソースに漬け込んでいく。余っていたシャンパンと日本酒をぶち込み、そこにいくつかの調味料を入れて味をアメリカンにしていく。セッション終わりにこれ焼いて食べようぜ、もしかしたら忘れるかもしれないけどなと笑っていると。案の定、ショー自体が盛り上がりすぎてすっかり漬け込んでいたスペアリブのことを忘れそうになる。焼き上がりを手伝ってもらったメキシカンファミリーらと食べる。つくづく戦いの味だなぁっと思う。赤ワインが飲みたいなぁっと思っていたら、カラヴァンがあるからどれでも開けてくれと伝えられる。僕らの仕事はみんなが幸せになることが大事だ。ワインを開けてくれた家主に「一緒に飲もうぜ」と伝えると、いやそれよりもスペアリブだよと頬張りだす。「おまえ、和牛やめてこの店やった方がいいんじゃないか?なんだこのソース」と笑いながら食らいつく。いつまでも笑い声が絶えない、そんなツアーの終焉だった。

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