wagatsuma

30代AB型福島県国見町出身、杉並区西荻窪在住。 生の祝祭と死者へのリスペクトの間でゆ…

wagatsuma

30代AB型福島県国見町出身、杉並区西荻窪在住。 生の祝祭と死者へのリスペクトの間でゆらゆらしている感じ。 ロックと文学の記事→https://wagatsuma-songs.com/ 作成した音楽→https://besel.bandcamp.com/releases

最近の記事

狂ったダイアモンド シド・バレット

本日1月6日はシド・バレットの誕生日……ということで マイク・ワトキンソン&ピート・アンダーソン著『クレイジー・ダイアモンド/シド・バレット』 ピンク・フロイドの創始者、狂ったダイヤモンドシド・バレットのバイオ本。 俺はピンク・フロイドの1stアルバム『夜明けの口笛吹き』と、シド・バレットのオリジナルアルバム2枚が大好きなので、どうしてもこの本が欲しかったんだけど、なかなか入手困難で、ようやく手に入り、毎晩寝る前にちびちび読み進めていた(けっこう独特なフォントで慣れるの

    • ドン・デリーロ『コズモポリス』と『ポイント・オメガ』

      さてドン・デリーロである。 今まで、ドン・デリーロは『ボディ・アーティスト』しか読んだことがなかったんだけど、先月『コズモポリス』を読んだらめちゃくちゃ面白かったので『ポイント・オメガ』も買ってしまった。無職なのに。 『コズモポリス』『コズモポリス』はポール・オースターに捧げられていて、それがきっかけで、お! と思い購入してみた。ちなみにポール・オースターも自作の『リヴァイアサン』でデリーロに献辞を書いている。 エピグラフは、ポーランドの詩人ズビグニェフ・ヘルベルトの「

      • ソール・ライター展

        2020年2月後半に東急文化村で開催していたソール・ライター展。 前売り券を持っていて、そろそろ行こうかな、と思ったタイミングでコロナの感染拡大防止のため中止がアナウンスされた。マジか。。 だけど、やってくれました。アンコール開催! 前回のチケットは使えないということで(悲しい)、新しくチケットを購入して行ってきた。 ソール・ライターは透明なアーティストだ。 ニューヨークのローワー・イーストサイドという強烈な個性が集まっていた界隈で、50年以上同じアパートメントに住

        • 横浜トリエンナーレ2020

          三年ぶりの横浜トリエンナーレ。 コロナの影響もあって開催も危ぶまれていたが、無事に開催、しかも国際的な芸術祭としては世界最速の開催となった。 今回のアーティスティック・ディレクターは、3名のインド人アーティスト集団「ラクス・メディア・コレクティヴ」 トリエンナーレのコンセプトは「AFTERGLOW-光の破片をつかまえる」 そして5つのテーマは 独学:自ら学ぶこと 発光:学んで光を外に放つこと 友情:光の中で友情を育むこと ケア:互いをいつくしむこと 毒:世界

        狂ったダイアモンド シド・バレット

          作品のない展示室

          世田谷美術館で開催中の作品のない展示室に行ってきた。 タイトルの通り、作品はない。 側だけがあり、ぼくたちがいる。観る対象は「側」だ。 観るものがないので、みんな窓を見る。外の景色を見る。時々、歩いている人が通る。 観るものがないというのはこんなに不安になるものか、と驚いた。そういえば、普通の(というか)展示なんかで、ぼくたちは、絵を観て、作者や解説が書いてあるプレートを見る。絵が抽象的すぎると、プレートの方ばかり見てしまう。 人間は、理解がしたい。 しかも現代で

          作品のない展示室

          2020年8月12日(水)note 初投稿

          はじめまして。我妻です。 福島県国見町出身、東京都西荻窪在住AB型獅子座ひとりっ子です。 2020年7月31日で仕事を辞めて、今は無職。次の仕事に勤めるまでの一瞬の無風地帯。 ぼくは何者かというと何者でもなくて、会社に勤めている間は何かしらの肩書があったんだけど、今、現在は本当に何もない。 何で収入を得ているかで人はその人を「〇〇の人」と判断すると思うんだけど、今はその〇〇が無いのでけっこう心細い。だけど、孤独だからこそのせいせいする自由を手にした今は、かなり気分はラ

          2020年8月12日(水)note 初投稿