菓子と砂糖は深ーい関係にある。私の使い分けについて書いてみる。 砂糖の小話で私が好きなのは「長崎が遠い」という表現。日本で広く庶民に砂糖が広まるのは江戸時代、徳川吉宗がさとうきびの国内生産を奨励して以降のこと。それまでは、長崎に入るオランダや中国からの輸入にたよった大変な貴重品だった。それを反映していて面白い言葉で、甘みが足りないことを表したという。琉球が遠いというのも同じように使うらしいが、面白いなぁと。 砂糖の歴史は書き始めると膨大になるので止めておき、使い分けについ
お家の手作りおやつって何だった? と質問されると、プリン、クッキー、ホットケーキ!が定番だと思います。 そこに、桜餅や草餅、おはぎやどら焼きなど和菓子が入ったらいいなぁと思い「ももとせ和菓子教室を」はじめました。ももとせは「百年」と書きます。百年先までずっと作り続けられてほしいという想いからご家庭で作りやすいように実習形式でお伝えしています。 さて、このノートでは何を綴ろうか。 和菓子についての四方山話はもちろんですが、食にまつわる多くのことを取り上げます。 思えば