我が街プロジェクト

全国各地の土産物づくりを通し、地域を活性化していきます。 知らない土地を「わが街」の…

我が街プロジェクト

全国各地の土産物づくりを通し、地域を活性化していきます。 知らない土地を「わが街」のように愛せる品づくりを目指して!!メンバー: 倉嶋紀和子(古典酒場編集長)、石塚卓司(串焼き処ディズ店主)、藤田英雄(JTカリスマ社員)、狩野俊(コクテイル書房)

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町を愛するみんなで作った西荻窪土産物。初売りへ。

コロナ禍で、人も町も疲弊している。かつての元気を取り戻す一助になれれば...。町に住んでいる人のことや、文化・歴史・風土を感じられるような土産物を作ろう。その土地に根ざしたものを作ろう。そんな想いで始まった「我が街土産物プロジェクト」。記念すべき第一弾が完成した。「西荻窪」の土産物だ。 昼から呑める良き酒場の町でもあるが、今回は、さらに歴史を深掘りし、「西荻窪」という村の成り立ちから”土産物”を考えた。我々なりの「西荻窪」再発見の道のりでもあった。そして出来上がった土産物、

    • 我が街土産物発表会@10月17日「西荻窪 こけし屋」

      好い酒場で好い酒に親しみながら初顔合わせを行ったメンバー4人。どうい う土産物にするか、販路は、宣伝は...。フラッシュアイディアは湧き出てきたものの、それらを取りまとめるところまでは行かなかった。いや、取りまとめようにも、一体誰がどうやってリーダーシップをとって行くのか、そこが決まっていなかったのだ。お酒に関しては我が道をゆく4人なのだけれど、プロジ ェクトには妙な遠慮を皆が皆、してしまうところが、不思議だ。間合いの取り方が互いにわからないまま、緊急事態宣言が再発令されてし

      • 狩野さんからの手紙

        まだ酒場で酒が呑めていた春先、西荻窪「戎」にいた。プロジェクトメン バー4人の初顔合わせだ。一緒に呑んだこともない。初めましての人もい る。そんな面々で、Jフジタさんの乾杯の音頭に合わせて、手探りの状態で 酒を酌み交わし始める。 瓶ビール一本槍の人、芋焼酎しか呑まない人、 レモンサワー、瓶ビール、芋焼酎、日本酒と満遍なく手を出す人、 生ビールから日本酒へとなだれ込む人。千差万別。バラエティ豊か。いや、なんの協調性もないだけだ。 うん。いい。この関係、いいね。迎合することなく、

        • 夜の始まり

           土産物宣言を出してはみたが、具体的にどこの土産をつくるかは決っていなかった。いないどころか、四人揃って顔を合わせたことさえなかった。とりあえず呑んで話しますか?というメールに皆がすぐに同意したのは、気が合っているのか、それとも単なる酒好きなのか。酒場のことなら倉嶋さんでしょう、とお店選びをお願いした。ご指名は西荻の名店「やきとり戎」。  当日、石塚さんと私は高円寺から電車で西荻に向かった。4月初めなのに、すでに葉桜で、冬のような寒い日。この街になじみがないというので、ぶらり

        町を愛するみんなで作った西荻窪土産物。初売りへ。

          土産物宣言

          土産物をもらうと、胸の奥に痛みを覚えるようになって、しばらく経つ。 「ありがとうございます」という言葉を発すると、ズキリと響く。 「なんだかなあ」という当惑を覚えることも多い。 土産物とは「知人や縁者に配る目的で、旅行先などで買い求める、その土地にちなんだ品物のこと」と物の本にはある。 日本を含む東アジア独特の風習で、欧米でいう「スーベニール」は自分への記念品なので、土産物と意味が違うそうだ。 手にすることで、その土地に住む人の顔が見えてくるような工芸品。 初めての味に驚