『何者』読了


朝井リョウさんの『何者』を読み終えた。


就活は情報網を最大限生かした個人戦だ
どこが団体戦だって思ってた。
わたしも主人公と同じように必死に足掻くいろんな人を見下していたのかもしれない。


この文章も、自意識でがんじがらめになりながら書いてる。


カッコ悪い自分で足掻くことを
自意識ががんじがらめにして、できないことがある。
そんな他人を分析しながら自分はそんな必死にならなくていいと思ってしまう。寒いとか痛いとか感じてしまう。
私も自分の自意識に染み付いているのかもしれない。


この先の時間のことを考えながら
「同じ線路を見つめてくれる人はもういないんだよ」
ということを思い出す。

誰かを分析しながら
「カッコ悪くもがく誰かを離れたところから見る観察者でありたいんでしょ」
という言葉がこだまする。

自分の存在を考えながら
「なにかになろうとしないとなにかになれないままなんだよ」
という言葉を感じる。

わかったようになにかを語る私を私の自意識が寒いと言う。
自分はあくまで第三者だと。
カッコ悪くても本音を話そうとして、しどろもどろになったものってびっくりするくらい全然相手に響かなくて。なんでだって。
これが足掻くってことなのかな。


選ばれなかった言葉を想像する
想像力がいるんだなって。人事や面接官にも。
その言葉が私の本質かのように。

ここに書ききれなかった言葉を思う。

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