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自分を助けてくれた本①

分からないことがあるとき、迷うとき、困ったとき。

本を頼りに勇気をもらうことがあります。

そんな本の紹介を不定期にしていきたいと思います。

今回、ご紹介する本はこちらです。

「ザ・ファーストペンギンズ 新しい価値を生む方法論」

未だ健在化してない課題、潜在的な課題を発見して、その解決策を作りマーケットに提供していく仕事においては、見えないものを見る力を養うことは欠かせません。

新しい価値創出の重要性は色々なところで言われているし、仕事を継続的にしていくこと、仕掛けていくことを考えた時に、常に意識していなくてはいけないことで、今後はこの価値創出できる能力の有無は、人生を左右しかねない能力だと考えられます。

見えないものを見て、これまでにない新しい解を作り、その実現に向かって行動すること。

この一連の流れの中で新しい価値は具体的な形成に向けて進んでいきます。

ところが、この創出に至る一連の流れの中で知っておくべきフレームを学ぶ機会はそれほど多くありません。

構成している要素やフレームを知ることで見えてくるものがあって、それは思考と実行をしやすくします。

これまでの延長線上のような線形の思考から、これまでのことに新しいことを加えて、新しい価値を創り出すと言った非線形の思考が必要になるときがきます。

私もよくあることなのですが、新しい企画を立ち上げようとするとき、自分たちの手元にいくつかの技術や経験があって、そこから「違う何か」に使えないかなと探してしまいがちです。

本書にはこの逆から発想し、「これまでに提供してない何か」を実現するために使える技術、必要な技術は何かを考えることが大事だとありました。

目的は技術ではなくて、課題解決であり提供価値です。

提供する価値こそが目的であり目標なのに、技術発揮が目的になってしまうのでは意味がありません。

我々は経験を積み重ねていく中で、いつしか論理的な正しさを優先するようになっていくことがあります。

もちろん、それは大事なことです。

しかしながら、いくつかの選択肢の中からどれが正しいかを選ぶことに固執してしまうと、新しいことが見えなくなってしまうこともあります。

それまでの古い価値観に捉われてしまうのですね。

そもそも未知のことは確実な正しさなど求めることは難しくて、誰も経験したことが無ければなおさらです。

そういう不確かな道を進もうとするとき、本書は時に羅針盤のように、時に勇気づけられる。

私にとってそんなことを学んだ本です。

以上です。お読みいただきありがとうございました。




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