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生まれて初めて一人呑みしてきた件

こんばんは。今日はエッセイです。

いつもと毛色が違う記事ですが、おすすめのお店を紹介します。

僕の好きなおじさんの話もします。

1.発端

先日、奥さんと芋を食べに神戸まで行った話を記事にしたら、

こんなコメントが姉さんから来た。

何それ激アツ(笑)

2.背景

「行けたら行く」は行かないの代名詞みたいなものですが、

ワディの行けたら行くは行けたら本当に行くやつです。

今回の件も、どういう段取りで行こうかなと思ってました。

今日は本社で宿泊施設PR用の動画編集してました。

たまたまお世話になってる上司から

「ちょっと時間ある?」と神妙に呼び出されたので、

普段の仕事ぶりのお説教かなと思って話を聞いてたら。

なんか課の大賞を2ヶ月連続で獲ってたとかで

1万円もらえました。わ~い。(*゚▽゚)ノ

コロナの対応とかで休暇期間やらバタバタして渡せなかったそうで。

ワディの今月のお小遣いになりました。

奥さんは今日から東京でモデルを頑張っている姉に会いに、

娘と、奥さんのお母さんと東京行っちゃったので。

(彼女の真の目的は芋です)

本当は奥さんも一緒に行きたかったけど、

赤ちゃんまだ幼いので普段のルーティン崩すのも・・・。

「今日行くしかねえ」

と思って、いつも降りる駅で降りずに30分ほど電車に乗りました。

3.ワディは一人では呑まない

大学時代の飲み会とかならともかく、

実はぼくはそんなにお酒を飲みません。

父が酒乱でお酒の失敗ばかりしているのを見てきたし、

ぼくもお酒を飲むと気が大きくなる性分なので

家ではお酒を飲む習慣がありません。

誰かと呑むのが常でした。

一人で飲むのはさみしいから。

今日は友人たちに声をかけてみましたが、

あいにく誰とも予定が合わず。

社会人になるとなかなかね・・・。

一人で居酒屋入るの勇気いるなぁ・・・。

常連さんとかに「お前誰やねん」って言われたらどうしよ。

入店した瞬間にみんな振り向いたらやだなぁ。

京都だと「一見さんお断り」の会員制のバーが

結構普通にあるのです。

まぁでもここまで来たし。

なんだかんだ言ってもぼくあんまり人目を気にしないし。

たくさん生き恥かいてきたので図太いし。

なんだかんだで無事入店。

4.一人酒

店内はこのご時世でも大繁盛で、にぎやかでした。

さっきの被害妄想は何だったんだと思うくらい、

お客さんの誰もぼくのことを気にとめませんでした(笑)

仕事帰りのスーツだったので、

ありふれたサラリーマンに見えたと思います。

でも店員さんは違いました。

結論から言うと、気遣いがすごく心地よかったです。

ぼくがさみしくないように忙しい中声をかけてくださって、

でもスマホ閲覧を邪魔することもなく。

サービス超満足です。

5.電車の中で

実は電車の中で、

「サマンサ姉さんなんでそんなに勧めたんだろう」

と思って、色々調べてたら出て来たのがこの記事。

はは~ん。ふむふむ。

すごいじゃんこの店長(笑)

読むほどになんか引き込まれて、

気づけば会ったこともない人のファンになってました。

お酒、興味ない。

おいしいものは好きだけど、一人では食べに行かない。

だからぼくは居酒屋にはあまり縁がない。

でもこの人には会ってみたい。話してみたい。

行ったこともないお店なのに、

行く前からワクワクしてました。

noteはすごいなぁ(´∇`)

6.お品書き

入店して、厨房に一番近いカウンター席に案内されました。

餃子を作り置きせず、オーダーを受けてから

ひとつひとつ丁寧に包むところを間近で見れました。

お酒とか何がおいしいとかあまりわからなかったので、

店員さんに予算だけ伝えて、

「おなか一杯になって帰りたいです」と言いました。

対応してくださったのが店長のノブさんで、

出てきた料理全部ハズレなし。

正直、ぼくはニンニク大好き人間なので、

「ニンニクを使わない餃子」といううわさを聞いて

「ヘルシー志向の別の食べ物」と割り切って食べるつもりでした。

餃子とは違う食べ物と思うことにして。

実際食べてみてどうだったか。

めちゃめちゃおいしいやないか(語彙力)

予想を超えてちゃんと餃子してました。

今でもまだ、

「餃子からニンニク抜いておいしさが成立してるってどういうこと?」

と思ってますが、事実おいしかった・・・。

今回店長のオススメで頂いたお品書きがこちら。

・エビと玉子のシュウマイ

・蒸し餃子(肉)

・焼き餃子(野菜):写真撮らずに食べちゃった

・揚げ餃子(肉)

・ネギしょうがジャン

・チャーシュー(きざみ)

・チャーシュー1枚切り(分厚い)

・ワカメ麺(ワカメが麺に練りこまれている)→写真撮れてなかった・・・

ドリンクは、

・美丈夫(店長オススメの日本酒)→写真ry

・ガリサワー(オーナーの辻さん考案、しょうがのガリのサワー)

餃子については先ほど述べたので割愛しますが、

ぼくのお気に入りは勿論「ガリサワー」です。

ぼくはミーハーでニッチ路線が好きなので、

コンビニに売っている牛乳パックの新発売謎ドリンク

しょっちゅう買ってます。

メニューに載っていたコイツに試されている気がしました。

「ガリサワー」って・・・。

辻さんちょっとおかしくなってないですか?(笑)

人生に波がありすぎてヤケクソになってませんか?(笑)

まぁでも受けて立ちましょう。

そう思って飲んだ一口・・・。

いや、うまいんかい。笑

普通においしくて一人で笑ってしまいました。

満太郎さんでのワディイチオシドリンクは、

ガリサワーに決定しました。

7.酒の肴

せっかくの一人酒なので、何か思案に浸りながら呑みたい。

一つは、

辻さんのnote記事を読みながら、

辻さんの経営するお店で、

辻さんの想いを受け継いだスタッフが作った料理を、

辻さん考案のガリサワーと楽しむ。

最高でした。

もう一つは、序盤に出てきた上司です。

ぼくは「おじさん」が嫌いでした。

「おじさんになるとしょぼくれてダメになる」

と思っていたし、実際関わってきたおじさんにそういう人が多かった。

前にもどっかの記事に書きましたが、

しょぼくれたおじさんより嫌いなのは

「両津勘吉タイプ」のおじさんです。

ザ・昭和みたいな。

ムダに声の大きいおじさんも嫌いだし、

歩きたばこ注意されて逆ギレおじさん、

電車の列に割込みおじさん、

片手に缶ビールもって阪急に乗るおじさん、

言うことは立派なくせにおなかはだらしないおじさん、

おじさんになってから急に羽振りが良くなって、

遊びのタガが外れた私服ダサすぎおじさん・・・。

挙げだすときりがない・・・。

おじさん=何かを諦めた姿

それが、ワディの中のおじさん像でした。

でも。

その上司は違いました。

めちゃめちゃ好きな上司だったのです。

ぼくは仕事中、周りから見ると

「仕事をしていないように見える」タイプです。

仕事中に全然Youtube見るし、本読むし、

エクセルやプログラミングの勉強しだすし。

理由を知らない人が見たら、叩かれて当然だと思います。

でもそれにはちゃんと理由があって、

遊んでいるわけじゃないんです。

誰も今までやってこなかったことに挑戦するために、

一番自分が最短だと思う方法で、

できることをやっているんです。

「何でそんなことをしてるの?」とたとえ社長に問い詰められても、

全部説明して納得させられる自信があります。

例えば今日も本社で動画を編集する際に、

編集作業で音を垂れ流しにすると周りに迷惑なので、

イヤホンをつけてずっと作業をしていたのですが、

何をやっているか知らない他部署のおじさんがわざわざ

「最近の若い子は音楽聞きながらじゃないと仕事しない(笑)」

と言いに来てくれました。

反論するのも時間の無駄なので、

「あ、違うんですよ笑」とだけ言ってごまかしました。

でも、例のぼくの好きな上司は今のおじさんと真逆です。

ぼくが「こんなんどうすか」って提案したことを、

「やってみたら?」と言ってくれたんです。

「暇なんでタブレットでエクセルの勉強してていいですか」

「いいよ」

「この作業毎日手動でやるのだるいので自動化していいですか」

「いいよ」

「でもぼくマクロ初心者なので仕事中にやりますけど」

「いいよ」

「時間かかるかもしれませんけど」

「いいよ」

「観光客がどんなことに興味あるか知りたいのでYoutubeで調べてても」

「いいよ」

「一服しに行きます?」

「いいよ」

最高でした。

ここまで信頼されたら、応えるしかない。

ぼくが貰った大賞は、この上司のおかげです。

その上司が、来月去ります。

先月も先々月も、尊敬していた上司が去りました。

はぁ~・・・。でも仕方がない。

それぞれに事情と背景があるのです。

今日、最後に、

「ワディ君は熱中しすぎて周りが見えなくなる癖があるけど、

ぼくはそれを悪いことだと思ってないよ」

という言葉を頂きました。

がんばろうと思いました。

8.ぼくのすきなおじさん

先ほど散々おじさんについてディスったぼくも、

着々とおじさんになっています。

日に日に臭くなる屁が、ぼくに老化を感じさせます。

まだ若いけど、本当にまだ若いのか?

いつまでも青年ではいられないのです。

去年、父になりました。

遊び方も、人付き合いも、義務も責任も、

すべてが変わりました。

年配が頑張るべきことは、

若作りじゃなくて次の世代に何をしてあげられるか。

ぼくもそろそろそういうことを考え始めてもいい段階にいるのかなと

思い始めています。

今まさに自分が父としてすべきことは、

娘と奥さんに安心して暮らしてもらうこと。

ワディの第一の課題は「甲斐性」です。(;^ω^)

ラッキーなことに、

noteにはぼくの好きなタイプのおじさんがたくさんいる。

おば・・・お姉さんたちも。

自分が誰かの役に立てて、

その上で自分の目標を達成できる方法がないかを、

「あえて」noteで探していきたいと思ってます。

ここが自分に一番しっくりくるから。

かっこいいおじさんになりたいもんです。

9.最後に

自分の話ばかりしてしまいましたが、

今日お邪魔した「餃子酒場満太郎」のオーナー、

辻さんも好きなタイプのおじさんでした。

イキイキしていれば若く見えるし、

若い人だってちゃんとついてくるというのが

辻さんを見ていてわかります。

たとえ禿げてても。

ワディもハゲの血が流れています。

まだ砂漠化は始まっていませんが、

奥さんに既に「ハゲは無理」と言われています。

ぼくにできることは、

「ハゲは無理だけどあんたは特別に許す」

と言ってもらえるようになることです。

前向いてがんばろう。笑

10.おまけ

店内の様子

本当はオフだったのに、噂をきいてわざわざ

オーナーの辻さんが挨拶してくださいました。

僕の入店時にはお店にいらっしゃらなかったので、

今日一のラッキーです。ほぼ奇跡(笑)

他にもたくさん写真を撮ったのですが、

なぜか携帯に保存されていない・・・。

携帯のバグなのか、ワディのミスなのか・・・。(´;ω;`)

それ以前にぼくは「センス」の部分が抜けているので、

奥さんにコンサルしてもらおうと思います。

11.余談

最近記事の方さぼってます。

ワディは要領が良くないので同時に1つのことにしか集中できません。

が、作成中のエンドロールも順調にいけば明日仕上がります。

エンドロールを公開したら。

ワディは次のステージに進みます。

考える時間はたくさんありました。

エンドロールを作成しながら、サポートしてくださった方とも向き合うことができました。

自分がベストだと思う次の戦略も、

あらかた方向性が固まってきています。

近いうちにまた記事にします。

まぁ楽しみにしていてください。

ワディ(`・ω・´)

その100円が、ワディのゼンマイを回す