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【CL京都best8】【シティ優勝】 雪道ミュウ解説

こんにちは、ワデです。

先日行われたCL京都でbest8に入賞した雪道ミュウのデッキ解説記事を書きました。

1/11に行われたシティリーグでも3枚違いのレシピで優勝することができ、いつも一緒に練習している調整仲間も雪道ミュウを使って、12/7、1/15のシティで優勝してくれました!

もうすぐDレギュが使えなくなりますが、主要カードの大半がレギュ落ちに影響されないので次の環境でもかなり強いデッキになると思われます。

noteを書くのは初めてで、読みにくい点もあるかと思いますが、最後まで読んでいただけるとうれしいです!


デッキレシピ

CL京都で使用した雪道ミュウのデッキレシピになります。

環境考察

Tier1  ルギア
Tier1.5 ミュウ ロスバレ
Tier2 レジ ダイナ パルキア 

ルギアの使用率が頭一つ抜けており、次点でミュウ、ロスバレと続く環境でした。
ルギアが30%、ミュウとロスバレで20%でこの3デッキで50%以上の使用率があると予想していたため、これらのデッキに対して後攻からでもある程度戦えることが必要だと考えました。

雪道ミュウを使用した理由

CLに持ち込む際に意識したポイントは下記になります
○安定感
○Tier上位のルギア、ミュウ、ロストにある程度の勝率があること
○後攻からでも強い動きができること
○有象無象のデッキに強いこと
○まくり性能があること

これらの理由を満たしているデッキが雪道ミュウであると考えたため、このデッキを選択しました。
以下で詳しく書いていきます。

まずは安定感についてです。CLはDay1が9戦、Day2が5戦の計14戦予選があります。そのうち12勝2敗がトーナメント出場のボーダーなので2回しか負けることができません。
14回も対戦があれば後攻になることや、不利マッチとあたることも考えられます。
そこで、安定感が高く後攻でも強い動きができるためミュウデッキを使用しました。

フュージョンミュウとの違い

ではなぜフュージョンミュウではなく、雪道ミュウを選択したのか?

理由の1つ目は安定感です。
フュージョンミュウを使用したことがある人ならわかると思いますが、意外と事故が多く安定感が高くないです。また後1エコーの確率もそこまで高くはありません。フュージョンミュウの安定感の低さの一つの原因はエネルギーの多さです。フュージョンエネルギーがとても大事で、捨てることはできず、手札にかさばります。また基本的なサポートはカミツレとボスなので困った時にサポートでドローすることができないことも事故の原因になります。

一方雪道ミュウはエネルギーが4枚しか入っておらず、また序盤のドローサポートを多く採用しているため事故率がかなり低くなっております。ダブルターボ型のミュウを触ったことがない人も多いと思いますが、フュージョンミュウと比べて安定感がかなり違います。後攻1ターン目にマリィを打てる確率がかなり高く、何もない手札からでもマリィからVIPパスに繋がったりするので、後1に必ずカミツレを打たないといけないフュージョンミュウと比べると事故率が少ないです。
またマリィを多く採用しているためリソース管理を行いやすいことも特徴です。序盤に引いてしまったパワータブレットやツツジを山に戻すことができるため、終盤まで温存することがより簡単になりました。ともだち手帳を採用していないですがかなりの確率でツツジをうつことができる構築となっています。
ドローサポートが多いダブルターボ型の方が相手が使用する雪道からの復帰もしやすくなっています。

環境デッキへの対策

ルギア対面での立ち回りは後述しますが、僕が回している感じだとフュージョンミュウよりも雪道ミュウの方が勝率が良かったです。その要因としては再現性(安定感)の高さだと思っています。
後攻を取った場合、雪道ミュウだと後1雪道マリィを目指しますが、これはかなりの確率で成功します。
一方フュージョンミュウであれば後1エコーを決めてサイドを2枚取らなければなりません。もちろん決まればだいたい勝てますが、成功確率はそこまで高くなく、決まらなければほとんど負けてしまいます。また、相手がVではないポケモンでスタートした場合、あなぬけのヒモまで要求され成功確率がより下がることとなります。
シティリーグシーズン1はフュージョンミュウで参加しましたが、予選1回戦でルギアと当たり後1エコーを決めることができずに負けてしまいました。その後別の対戦でも敗北し3勝2敗で予選敗退となりました。
このあたりからフュージョンミュウをCLで握ることはないだろうなと思っていました。14回戦もある予選を戦い抜くことは厳しいと考えたからです。

続いてはミュウミラーです。
これも詳しくは後述しますがミラーにおいてはフュージョンミュウより雪道ミュウのほうが有利だと考えています。
フュージョンミュウミラーにも勝ち筋はありますが、より運要素が強くなります。

続いてはドラピオンとロスト対策です。
フュージョンミュウだとドラピオンが入っているロストにほとんど勝つことができません。メロエッタをウッウでとられ、ミュウVMAXをドラピオンで取られるとほぼ負けになるからです。
Tier上位であるロストに対して勝率がよくないことはフュージョンミュウを使用しなかった一つの要因となりました。
雪道ミュウでもロストに対して有利なわけではありませんが、雪道やマリィを序盤から使うことにより、フュージョンミュウよりは高い勝率を出すことができます。

続いては有象無象のデッキに対してです。
ここでいう有象無象のデッキはTier2以下のデッキを指します。
使用率が10%を越えないため当たっても1回程度です。
また、CLの予選の序盤は環境外のデッキと当たることが多いです。
なぜなら参加者の中には古参プレイヤーだけでなく、初心者の方や始めて大会に参加する方、好きなポケモンやこだわりのデッキで参加する方も多いからです。
僕は以前のCLでテンタクルと3回あたったり、リーフィアと2回あたったりしているので、予選を勝ち上がるには環境外のデッキにも勝つ必要があります。
そうなった時に、Tier上位へのメタデッキを握ると、環境外のデッキと対戦した時に勝てなくなってしまいます。
どのデッキに対しても先2ボステクノバスター、序盤の雪道マリィ、終盤の雪道ツツジは強力で明確に不利なデッキはかなり少ないです。このことから雪道ミュウは様々なデッキに対して一定の勝率があることになります。

最後にまくり性能です

長い予選の中では、どうしても序盤に遅れてしまうことや、先攻からガンガン攻めれれて厳しい展開になることがあります。
そういった不利な状況の時に逆転できるデッキでないと、CLという長丁場では勝ち上がることが難しいです。
最近のフュージョンミュウにもツツジの採用が多く見られたため、まくり性能にそこまで差はないように感じられるかもしれませんが、そうではありません。
なぜならフュージョンミュウでは序盤に引いてしまったツツジを捨てないといけないことが多いからです。また、1枚しか採用されていない雪道をツツジと同じタイミングで使うことはかなり難しいです。
一方雪道ミュウであればツツジの管理がよりしやすく、雪道が3枚採用なので高確率で雪道ツツジを打つことができます。
このまくり性能の高さからも雪道ミュウを選択しました。

フュージョンミュウは後攻から明確な強い動きがあり、長い間僕も使用していたので好きなデッキですが、今回のCLでは以上の理由を踏まえて、使用を断念しました。

他の候補デッキの検討

ルギアはミラーの練度が足りなかったことと、後攻で強い動きができなかったので候補から外れました。

ロスバレは後攻から強い動きができ安定感も高いため候補の一つでしたが、ムーランドなどの対策カードが多く、ミラージュゲートをいれた構築にすると安定感が下がるため候補から外れました。
また前回のCL横浜でロスバレを使用した感想としては、毎試合サイドも時間もギリギリの戦いになるので、体力的にかなりきつかったのも一つの要因です。
その点ミュウデッキはほとんどの対戦が制限時間よりも早く終わり、かつイージーWinすることもあるのでCL横浜と比べて予選9回戦後の疲労が全然違いました。

ここからは有料部分になります。

有料部分ではこのデッキの作成過程や、新環境でのミュウ考察など、ミュウデッキについてかなり深掘りして書いたので、今後の参考にして頂けたら幸いです。

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