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総合格闘技から学ぶこと

こんにちは!
株式会社アトラエの新卒入社5年目の和田と申します。

突然ですが私は無類の格闘技オタクで、特にMMA(総合格闘技)が大好きです。

日本のRIZINはもちろん、海外の主要なプロモーション団体はほとんどキャッチアップしていて、観るだけでは気持ちが収まらず、実際にMMAのジムに通い、基礎練やスパーリングで心・技・体を鍛えていたりします。

完全に余談ですが、期待の若手選手には、クラウドファンディングで支援したりもします。
投げ銭感覚というよりは、その選手が活躍すれば数年後に最高の試合が見れるので、将来の自分の楽しみを作るための投資感覚でやっています。

まあ、「知らんがな」って話ですが、それくらい好きだと言う話ですw

ただ、MMAがピュアに好きなだけではなく、格闘技から多くの学びや刺激をもらい、間違いなくそれが仕事の活力になっているからこそ、ここまで熱狂している自覚があります。

勝てると言い切れるレベルでやっているか?

トップ戦線の選手たちは、「ここまで練習したんだから、負けるはずがない。」と言い切れるレベルで日々トレーニングしています。
それでも、どちらかが必ず負けなければならないのが格闘技で、血の滲むような努力が、たった数秒で否定されることだってあります。
そんな残酷な世界で鎬を削っていると考えると、ただただリスペクトしてしまいますよね。

この記事のTOP画像に写っているのは、堀口 恭司という選手で、米国のBellator(ベラトール)というメジャー団体で日本人初のチャンピオンになった偉大な現役選手です(他にも偉業はあるのですがここでは省略…)。

驚くのが、堀口選手は試合直前でも全く緊張しないらしいです。
その理由が、

「絶対に勝てる練習をしているから。それくらい自分とチームメイトを信じている。」

と話しているのを何かの動画か記事で見ました(上記そのままの表現じゃなかったかも)。

これを言い切ってしまうのが、シンプルに本当にすごいなと心から尊敬しています。

KOされて失神するかもしれないし、手足や顔面の骨を折られるリスクも普通にあるし、常人なら恐怖と不安でいっぱいになるはずです。

しかも対戦相手は世界の強豪。
想像してみてください。筋肉隆々で自分よりも身長が10cm程高く、人間離れしたフィジカル屈強な外国人が、自分の戦い方を徹底的に研究して万全の対策をしてきた状態で、人生賭けて本気で潰しに来るのですから…

それでも自分の勝ちを信じ切れるほどの努力をしている。

格闘家が人生を賭けて戦っている姿を見るたびに、自分のバトルフィールドであるビジネスでも「ここまでやったんだから負けるはずがない。」と言い切れるレベルでやれているか?と問われているような気がします。

仕事の不安も大なり小なり常に付き纏うものですが、格闘家が試合の不安を日々の練習でしか解消できないように、仕事の不安は日々の準備でしか解消できないというシンプルな本質を教えてくれます。

最後の1秒まで勝ちに執着しているか?

MMAの醍醐味は語るとキリがないのですが、競技的な面白さで言うと、仮にほぼフルラウンド圧倒されていても、最後の1秒まで勝敗は分からない、逆転可能という点です。

MMAはボクシング、キック、柔術、レスリング、いろいろな要素のミックスなので、局面によって複雑な攻防があります。
いろいろなファイトスタイルがある中で、相手の強みを潰し、相手の弱い部分に自分の強みをぶつける戦略性、知的コンバットな要素が求められます。

故にどんな選手でも対戦相手の相性の良し悪しがあり、相性の悪い相手には苦戦を強いられることもあります。

それでもトップ戦線で勝ち続ける選手は、不思議なくらい苦戦を勝ち切る力があるように思います。
その根本はなんと言っても、最後の1秒まで諦めない勝ちへの執着、集中力だと思っています。
※もちろん生物的な強さも相まってということだと思いますが。

選手本人だけではなくチームメイトであるセコンド陣も勝ちに執着しているので、逆転する方法を必死に考えて、声を枯らしながら前のめりに指示を出している。
方法がわからず、「とにかく前に出ろ!」という指示になってしまっても、選手を少しでも奮い立たせ、勝率が1%でも上がるなら、それでも良いと思って声を出している。

執着の結果、残り1分の逆転勝利を目の当たりにして、心を動かされない人はいないと思います。だから最後まで「何か起こるんじゃないか」と見入ってしまう。

ビジネスの現場でも、「このまま行くと負ける。」「このままではきっと予算未達だ。」と分かっていながら、その状況を意識的か無意識的かに依らず放置してしまうのは、弱いチームだと思います。

強いチームは、平時には当たり前のように勝ちつつ、有事ではギリギリのところまで知恵を絞り、ときに力技でゴリ押し戦法すら利用しながら、なんとか勝ち切るチームだと思います。

私は格闘技に関しては経験の浅いアマチュアなので説得力ゼロですが、半年前のNext Leader's Campで似たような学びを体感したので、以下のブログもぜひ。

勝ちへの執着、人生のぶつけ合い、試合前の覚悟感、ファンや家族からの期待と重圧、それに応えようとする姿勢、などなど、人間臭さMAXなドラマがMMAにはたくさんあります。
最後の1秒まで分からない緊張感と、勝敗結果でドラマの展開がガラッと変わる、“人生の椅子取りゲーム”感が堪らなく面白いです。

いろいろ書きましたが、文章では限界があるので、興味ある方は以下のRIZIN公式のコンテンツを観ていただきたいです!
日本のMMAの醍醐味が詰まっており、格闘技に興味がない方でも武者震いに近いものを感じていただけるかもしれません。

なんだか暑苦しいエントリーになってしまいました…笑


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