海の友人
本日、3月5日はサンゴの日。3(サン)5(ゴ)の語呂合わせですね。国際的NGOである世界自然保護基金(WWF)が、1996年に制定しました。
しかし、サンゴが環境問題に関係する生物であることはよく知られていますが、実際どのような問題があるのでしょうか?
浅い海に生える植物のような形をしたサンゴ礁。これは、実は小さい虫のような形の個体サンゴがたくさん集まって作られたものです。サンゴの骨部分や、有孔虫や貝などが集まってサンゴ礁ができます。形状も様々で、周囲の環境に合わせてキャベツ型・枝型・テーブル型などに成長していきます。群れの集合体なのに、一つの生物のように環境に適応していくなんて面白いですね。
このサンゴ、虫のような形で口や消火器をもち、分類上も動物なのですが、サンゴ礁になると海中の「褐虫藻」を吸収することで、植物のように光合成を始めるのです。海中の二酸化炭素を分解して酸素に変換する、生態系の大事な役割を持っているのですね。またサンゴ礁が成長するときに他の生物の死骸なども取り込むので、海の浄化にも役立っています。サンゴ礁の見える海がどれもきれいなところなのは、偶然ではないのですね。
しかしその植物的な特徴ゆえに、浅い海に生息するため、人間の影響をかなり受けやすくなります。生活排水は浴びるように当たってしまいますし、他にも埋め立てや工事による赤土流入で住処の浅い海自体がなくなってしまうことも。
ちなみに、自然に存在する天敵としては「オニヒトデ」がよく知られていますが、これが最近になって急激に増加し、サンゴをどんどん食べてしまっています。実はこの急増加の原因も人間ではないかと言われています。生活排水や農業肥料が海に流されて浅瀬が異常に栄養豊富になってしまい、オニヒトデが過剰に増殖してしまった可能性があるそうです。
ということで、最近では人間ができることとして、生活排水をちゃんと処理するほかに、オニヒトデを駆除するという取り組みもあります。かといって減りすぎてもバランスが崩れてしまいますから、プロの方たちが慎重に計算して駆除しているそうです。
わたしたちにできることは何でしょう? 海岸でむやみにゴミを捨てないことなど、個人でできることは小さいかもしれません。排水や工事に私たちが介入することはできません。しかし、今残されているサンゴ礁に出会ったとき、それらを減らさないようにすることはできます。旅行などでサンゴに出会ったら、優しい気持ちでふれてみたいですね。
ということで、きょうはマリンブルーの春物セーターをご紹介します。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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