見出し画像

ドットの神様!!

皆様、お疲れさまです。
本日3月22日はアーティスト・草間彌生さんの誕生日。
ファッション界にも大きな影響を与えた、日本を代表するアーティストです。

1929年、松本生まれの彼女は種苗業を営む一家の娘でしたが、
自然のスケッチや詩作など、幼い頃から芸術が好きな少女だったといいます。
また虐待のトラウマから幻覚を見た経験があり、
つらいときには、「閃光、オーラ、密集するドット」と言われる幻覚で、
埋め尽くされた世界に隠れていた、と語ります。
彼女を代表するドットのイメージは、この頃すでに生まれていたわけですね。

戦時中は軍事工場でパラシュートを作っていましたが、
頭上を飛ぶB-29を見ながら、創造的自由について考えていたそう。
戦後は京都市立美術工芸学校で日本画を学んでいたものの、
アメリカやヨーロッパの前衛美術に憧れます。
着物を着た女性をドットが覆い尽くしていく作品はこの頃の代表作。
個展の開催など成功を重ね、ついにニューヨークに渡ります。

そして60年代、最初の黄金期が訪れます。
無限ミラーを用いた部屋型インスタレーションや、
前衛的な服装で街に出るなど、
現在では話に聞きますが、当時としては初めての試みを重ね、
前衛芸術のリーダー的存在になりました。

しかし、73年に病気で帰国。
小説の執筆やアートディーラーとして活動しましたが、
日本ではなかなか理解を得られず、孤独のなか、自殺も考えたと言っています。
また、前衛的なスタイルは家族の理解も得られませんでした。
しかし、そんな彼女を支えたのは「アートを作りたい」という意志そのものでした。
アクリルで絵画を作り、様々なメディアに登場、小説を出版など、
地道な努力が実を結び、再びキャリアを確立しました。

そして無情にも彼女の功績が忘れられかけていた80年代ニューヨークに再び降臨。
ジャクソン・ポロックなど、当時の最先端アートと並ぶ地位を獲得しました。
また、この頃からカボチャが作品に登場。
これは本人にとって、自画像的な意味を持つそうです。
さらに紫外線ライトを使ったインスタレーションなど、
新しい技術を積極的に取り入れていきました。
これは現代でも変わらず、
草間さんはインスタグラムに作品をアップした最初期のアーティストでもあるのです。
新鮮な感覚を持っている、素晴らしい方です。

そんな彼女を代表する水玉模様のデザインは、
現在でも様々なファッションとコラボしています。
2011年にランコムのリップグロスをデザインし、
2012年にはルイヴィトンのプレタポルテ、靴、時計などをデザイン。
日本では、KDDIのコラボケータイのCMを覚えている方もいるのではないでしょうか?

来月からワシントンでの個展も予定されている草間彌生さん。
これからもまだまだ活躍してほしいものです。

ということで、今回は花柄ジャケットとベストをご紹介します。

画像1

https://item.rakuten.co.jp/itibann/71026/

画像2

https://item.rakuten.co.jp/itibann/71064/

「いや水玉じゃない……」と思われるかもしれないですが、
小さなパターンの密集したデザインは、
確実にクサマ氏の影響と言えます。
それほどに彼女の影響はアート界に大きな影響を与えています。
生活に自然と溶け込んでしまっているほど、偉大なアーティストなのです。
……ということで、展覧会の日本開催、期待したいですね。

また、和田屋では20日の13時から、27日の11時まで、一週間限定のアウトレットセールを実施しております。

https://item.rakuten.co.jp/itibann/c/0000000193/

和田屋では春物のジャケットやブルゾンを数多く取り揃えておりますので、
他の商品もぜひ、ご覧ください。

ブルゾン:
https://item.rakuten.co.jp/itibann/c/0000000205/
ジャケット:
https://item.rakuten.co.jp/itibann/c/0000000302/

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?