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襟ひとつにも歴史あり

本日は「襟」についての知識をご紹介したいと思います。
レギュラー、ワイド、ステンカラー……様々な襟が存在しますが、今日は「立ち襟」……スタンド・カラーについてのお話です。

バンドカラー、チョーカーカラー、マンダリンカラーなど、様々な別名で呼ばれる立ち襟。こんにちではもっぱらシャツの襟として使われていますね。また、学生服の詰襟も、ほとんど同じスタイルと言えます。

この文化の起源は定かでないですが、古代の資料では北アジアの遊牧・騎馬民族の服装が立ち襟だったことが知られています。そして清朝中国の官僚たち(マンダリン)が着ていたことから世界に広まり、現在も欧米ではこの立ち襟のことをマンダリン・カラーと呼ぶのです。現在でも、中国の伝統的な女性服であるチイパオ(チャイナドレス)がよく見ると立ち襟ですよね。

この襟、実は近代の世界史においてとくに重要な役割を果たしました。首の温度を保ちつつ攻撃から守ることもできるこの短い襟は、軍服の襟として英国陸軍や米海軍の制服に採用されたのです。詰襟の由来も、この時代の軍服が元だと言われています。

また、日本には戦国時代の南蛮貿易でも既にいくらか輸入されていましたが、明治時代からよく着られるようになり、なんと「ハイカラ」の語源になったともいわれています。

また、インドでは現在でも正式な場でのジャケットは立ち襟です。これはインドの初代首相ネールが着ていた服に由来するもので、お尻まで届く長めの裾に立ち襟といえば、インドの「ネールジャケット」として現在も名前が残っています。

また、シンプルに見えて意外とオシャレの幅も広いのがこの立ち襟。ボタンはどこに止めるか、襟の角度をどうするか、角はまるくするか……ほかにも、小型のリボンのようなもので前面を止めるデザインもあり、バンドカラーと呼ばれることが多いです。ネクタイいらずでフォーマル感を出せるため、便利アイテムといった側面も。

ということで、本日は立ち襟のシャツをご紹介。

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スタンドカラーシャツ 長袖 カジュアル

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皆様もこんど街角で服を見かけたら、ぜひ襟に注目してみてください。

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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