見出し画像

冒険できない社会?

小1の娘が友だちと遊ぶ約束をして帰ってきた。
内容がなかなかの冒険物語でワクワクした。

全て歩いて行ける範囲の街に住んでる人には、なんてことない内容なんだけど、
子どもが歩いて自由に集まれない田舎に住んでる身としては、なかなかだ。

10時、大きなスーパーに集合
お金を持ってきて、みんなで買い物(お菓子)

誰かお母さんの車で地域のデカい運動公園に移動

12時、お弁当を食べる(4人のうち2人はここで解散)
15時まで残り2人で遊び解散   


おぉ!すごいな!
そんな計画たててくるなんて!

お弁当ほんとにみんな持ってくるかな?
お母さんの連絡先知らない子だから、
確認しようもないし困ったなぁ。。
ま、どうせお昼食べるから無駄にはならんし作っておくか?

できる事は何でも協力してあげたいからね!


冒険の下見へ

前日に、娘が梅の子公園を見に行ってみるというので寄ってみる。

まだ雪に覆われていた。

この雪の中に11時〜15時までって
寒いし冷えたらかなり過酷やけど、大丈夫???
と聞いたら、
みんなでいるから大丈夫!と言い張る。

午後から寒くなったらウチで遊んだら?
と提案する。

そやなぁ
○○ちゃんと、ウチまで歩いてかえるかも?

ウチまで!?
歩いたら一時間かかるよ!?
○○ちゃんが歩く気があるかわからんよ?

まぁとにかく、困ったら迎えに行くから電話してと、
公衆電話のかけ方を教える。

電話の使い方がわかったのも楽しそうで、
なんかあったら電話するね!でも歩いて帰るかも?とウキウキしていた。

この電話するお金だけは別に持っておこう!
ポケットのがいいかな?と、
ワクワクしながら準備。


ついに、こどもだけの冒険!



そしていざ当日!

蓋をあけてみると、
冒険物語を描いていたのはウチだけで、
保護者全員がべったり子どもにくっついていた。

スーパーで駄菓子買うときも、
子どもだけでと助け船だしてみたけど、
守護霊みたいについてまわり、特にひどい保護者はお菓子までも選んでいたし、
公園で遊ぶときにまで、ずっとついてまわり口出ししていた。

なんだこれ?
幼稚園となんも変わらんやん?

保護者同士の信頼関係もいるけど、
それ以前に、
娘と私ができると思ってる事と
みんなができると思ってる事があまりに違いすぎて、可笑しくて悲しくすらある。

話し合いの時もみんな意見出さないんだと娘が言ってたのもうなずける。
誰も娘のできる!についてこれてなかったんだ。

その中で一人、
全部自分たちでできると描いてた娘がすごいなと思った。浮いてるかもしれないけどね。。
いや、浮けばいいんだよ!
窮屈な世の中なんだから、埋もれず浮いちゃえばいい!

帰りに娘が 
「お菓子だって子どもだけで買えるし、遊ぶのも平気やのに!」と、こぼしていた。
冒険心が完全に不完全燃焼だ。

「そやな。かあやんもなんか悲しかったわ。子どもが何もできないと思って、守ってあげなと思ってるんやろな。仕方ないな。」

そうやって大人が自分を保ってるんだよ。
子どもを弱いままにしておいたら、
自分の存在意義を保てるからね。

無自覚だけどね。

保護者のスタンスが違い過ぎたら、
一緒に冒険できるまでに引き上げるのは、今までの経験から骨が折れすぎると知っている。

「あなたは全部できると思えたんがすごいよ!
これからも冒険しながら生きてこ!」

娘に一緒に冒険できる友だちができるといいな!と願わずにはいられない。

それまでは
母とor一人で小さな冒険していこう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?