【もったいない】あなたの成長はコンフォートゾーンによって阻まれているかもしれない。
こんにちは。和田へいです。
会社を経営していたころは、毎週月曜の朝礼で業務連絡的なものから、時事トピックス、テックネタ、気づきや学びまで、5分程度のメッセージを発信していました。毎週やっているので、インプットが不足してたり自分に余裕がなかったり単純に忘れていてネタに困ることが多々あります。
同じように朝礼ネタで困っている方にそのまま使えて「3分程度でまとまる、役に立ちそうなネタ」を不定期でポストしてこうと思います。
1.コンフォートゾーン(快適な領域)について
「コンフォートゾーン」という言葉をご存知ですか?
コンフォートゾーンとは、自分がコントロール可能な状態や行動の範囲のことを指し、そこで人は「安心、快適で心地よい」と感じます。
何度も経験したことがある慣れた仕事、いつものメンバーとの飲み会、行きつけのお店などがそれにあたり「既に知っていること、経験したこと」がほとんどです。なんかいいです。書いてるだけで安心します。
人間は本能的に変化を好みません。だって仲間や食糧のある安全な洞窟から、突然ジャングルに挑みたくなる性質が備わっていたら生存率がすごく下がります。変化を避け安全なところに留まりたいと思うのは生物としての本能です。だから居心地の良いコンフォートゾーンに留まりたいと思う気持ちは誰しもが持っている当然の感情です。
心理的安全性を確保するためにコンフォートゾーンは欠かせないものですが、「成長」という観点で見ると、変化や挑戦への抵抗感が強くなるため、少しやっかいです。
2.ラーニングゾーン(学びの領域)
ラーニングゾーンは、図のようにコンフォートゾーンから一歩出たところに広がっています。コンフォートゾーンの「既知」に対してこちらは「未知の領域や新しい経験」になります。
初めての仕事、新しいスキル、経験のない分野、知らない人との食事会・・・なんだか心がザワザワしてきました。それも本能です。
ラーニングゾーンでは、これまでの経験や能力では通用しないため、最初は分からないこと、不安も多く、失敗や挫折を経験するかもしれません。
それでも、積極的に挑戦し、新たな知識やスキルを習得することで人や組織は成長していきます。次第にラーニングゾーンだった領域は、次第にコンフォートゾーンに変化をします。こうして安全地帯を少しづつ拡張していきます。
このように「ちょっとキツいけど頑張ればいける」環境や状況は、痛みだけではなく速い速度で自分を進化・成長させてくれます。
3.最後にパニックゾーン(危険な領域)
その名のとおり、パニックになるほどの危険な状態です。
自身の能力をはるかに超える状況で、まったく太刀打ちできません。
若いころは身の丈を超えた仕事を強がって受けたこともありますが、勇気ではなくもはや蛮勇です。
この領域では、成果や成長に繋がらないばかりでなく、過度なストレスにより心身ともに追い込まれた状態になります。
個人的には、超サイヤ人理論のように、あがいてあがいて死にかけると人は凄まじい成長をすると思ってますが、これは変態的な経営者の発想でしょう。もしそのような状況に追い込まれてしまった時だけ思い出してください。
最後にフレームの使い方について。
このフレームを用いて「その仕事はどのゾーンに属するのか」を意識して判断することをお奨めします。
上司から顧客から打診された新しい仕事は「自分にとって対応可能なことか、適度なチャレンジになるか」、パニックゾーンを回避して、安全と挑戦を意識的にバランスよく配分することが大切です。
ずっとコンフォートゾーンに留まっていないか。
ラーニングゾーンへの適度な挑戦ができているか。
パニックゾーンを避けられているか。
忙しいなかで経験のない仕事に手を挙げるのは抵抗があるかもしれませんが、新しいチャレンジを「苦痛な仕事をやらされている」と捉えるか、「成長に必要な難しい仕事に挑んでいる」と捉えるかで、その後の成長や精神的な充実度は大きく変わります。
私たちは進学や就職のたびに、たびたびラーニングゾーンに飛び込み、コンフォートゾーンに変え、自分の世界を拡げてきた成功体験があるはずです。
毎日の仕事を充実させ、なりたい自分に近付けるよう、ぜひシートを活用してみてください。
それでは今週も1週間がんばりましょう!</朝礼>
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