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育児でいっぱいいっぱいになったのは…

「親に充分甘えられる親子関係でありたい」
そう思って育児を始めた。

子どもを愛情で包みたい。
安心できる関係がいい。
子どものありのままを受け止めたい。
そんな理想があった。

それから3年。
いや、3年を待たずして、
なんなら3ヶ月くらいで、
その親子関係では身が持たないと感じた。

ママ!!!!!!
と、子どもは泣いて訴える。

私を見て!!!!!!
私と遊んで!!!!!
私を抱っこして!!!
私を1人にしないで!!

その叫びのお陰で、
トイレに行くこともできない。
トイレに行っている間、
間を持たせてくれるくれる人もいない。

それが毎日続く。
毎回のトイレで泣かれる。
誰も助けてはくれない。
テレビに頼ったり、
子を説得してみたり、
コソッと隠れて行ったり…

子は年を重ね、表現力を身に付け、
私がトイレに行く度、癇癪を起こす。

私はついに、
「トレイに行かせてよ!!!」
と怒った。

そんなことで子を怒る自分を、
数年前の私は想像できただろうか…

核家族化が進んで、
ひとりで育児をしている親は多いと思う。
その中で理想の親子関係を作るのは難しい。
作り方の答えなんて無いけれど、
逃げ道さえも無いのはキツい。
トイレ如きで怒るのはキツい。

現代社会、ひとりで育児する親が
ゆっくりトイレにいけるシステムが欲しい。
ゆとりを持って、トイレに行く生活であって欲しい。

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