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聴くスタンス〜人が人にできることはそんなにない

「足音〜Be Strong」にちなんでタイトルをつけてみました。この「〜」は”サブタイ”なのか、それとも”AからB”の意味なのかはわかりません。

聴くスタンス

誰かのnoteを読んで自分のなかに生まれた意見や考えを、ふとまとめたくなってキーボードを打つことがあります。

この文章の書き手であるひらやまさんは、cotreeという会社でオンラインカウンセリングを提供している方なのですが、やはり文章にも”やさしさ”が宿っています。

カウンセリングと聞くと相談やお話をするというイメージです。悩みごとを話して心を軽くするのを想像しますが、相談をするには、相手選びが重要だと思います。

子育てのことについて聞くなら母親(父親)が最適だし、起業を考えているなら起業家に聞くのが最も早くて精度が高いでしょう。

僕自身はカウンセリングを受けた経験も覚える限りおそらくなく、相談する経験も結構少なくて、それで人に頼ることが苦手だったりもしますが。

相談について考えていました。

”聴く”ということ

相談において重要な”聴く”ということは、会話する上で最も大切なアクションなのではないか、と個人的に思います。話すことより、喋ることよりも、ただ聴く。

話し手は相手がいるから話すことができるし、反応をみながら言葉やテンポを選ぶように思います。それは聞き手の姿勢とも言えるでしょう。

捕手が投手をリードするように、聞き手は話し手をリードします。うなずくタイミングや笑うポイント、表情、仕草、姿勢全てが聞き手によって会話のリズムをつくっていく。

話していて楽しいとき、それは聞き手がめちゃくちゃ優秀なんだろうなと思います。会話をリードしているのは聞き手です。カウンセリングに携わる方々はこのあたりがとてもプロであるはずです。僕自身も振り返ると、最後まで話を聞いて、うなずいて、気になるところを質問してくれて、そのときの会話はとても楽しかった覚えがあります。

聴く姿勢を意識してからはとにかく引き出すことを徹底するようにしています。が、これはとても難しいです。主張したい気持ちを抑えて、声に耳を傾けて、という行為は思った以上に我慢が必要で。

いまも「しゃべりすぎてしまった」とか「相手の話を最後まで聞けただろうか」と反省しながらの日々です。当たり前かもしれないけど、他者への想像力ってこういうところからも養われていくんだろうと思いました。

人が人にできることはそんなにない

少し聴く姿勢について書きましたが、言いたいことはそこじゃなかった。聴くことは誰にでもできるし、相談も友達や家族、親しい人にできる比較的簡単な行いです。(人間関係や交友範囲には触れず、ただ話すということだけについては)

それでも、人が人に対してできることはそれほど多くはないはずです。見た目はあまり変わらないし、外見から内面はわからない。相談したくなるし、話を聴いてほしいときがある。難しさを抱えながら生きているなあと実感する。

と、ふと思ったnoteでした。自分が誰かに対して何かできることはそんなにないと思うけど、考えすぎず無理しすぎずの姿勢で臨めたらいいなと思う。

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