両親のありがたみ

GWが始まってすでに数日経つが、僕は今日から帰省する。

とはいえ実家は電車で1時間かからない場所にあるから、そこまでたいそうなイベントではない。
でもやっぱり自分が育った家に帰ってくるとホッとする。

受験勉強を共にした机、夢中になって読んでいた本、リビングのテーブル。

やはり僕の体や心に馴染んでいるなと思う。
見るもの、触れるものの一つ一つから「おかえり」という声が聞こえてきそうだ。

そして何より、今も健全でいてくれている両親。
実家を出て一人暮らしを始めてから、「あと両親と一緒に過ごせる時間はどれくらいなんだろう」と思うようになった。

電話で話すこともあるが、会って話すのはやっぱり全然違う。
どれだけデジタルが発達しようとも、アナログでしか伝わらない情報がある。

そして、実家に帰ってきて思うのは、自分はまだ子供であるということ。

当然だ、両親から見たら僕は何歳になっても子供なのだろう。
「息子をやってる」なんていう表現があるが、今の僕はまさにそうだ。

もう28年も両親の息子をやっているから、どうすればふたりが喜ぶかはよくわかっている。

未来のことは誰にもわからない。親孝行はできるうちにやっておこう。

息子の自分が言うのもなんだが、元気な姿を見せて、最近流行っているものだったりハマっていることを話すことが一番親孝行になるのかなと思う。

そんなありふれている、当たり前に流れている時間に感謝を忘れてはいけない。
この家で両親と一緒にいられる時間を、大切に過ごそう。


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