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【ToDo①】おうちフリースクールのはじめかた ~おうちフリースクールとは?の巻

▼新マガジン【To Doシリーズ】おうちフリースクールのはじめかた

本マガジン”【To Doシリーズ】おうちフリースクールのはじめかた”は、おうちフリースクールをはじめるまでに必要なステップを1から順を追って紹介するシリーズです。

✔おうちフリースクールをはじめることを決めている方

✔おうちフリースクールをはじめてみたい方

✔キャリアチェンジを検討中の方

に是非参考にして頂けますと幸いです。

マガジン内の記事にはタイトル番号が①、②、③…というふうにふってあります。番号の若い順にお読み頂きながらステップを踏んでみてください。今回のマガジンを読んで「これを読めばフリースクールを始められる!」と皆さんに思って頂けましたら幸いです。なるべく丁寧な解説を心がけますが、もともと非常に抜けている人間ですので、説明が抜け落ちていたりしてしまうこともあります。そのためのコメント欄です。「おいわたなべ、ココどうなっている」と疑問に思われることがありましたら、どうか遠慮なくコメント欄にてご指摘・ご質問ください。双方向のやり取りをしながら最新の記事にアップデートできるのが、ブログやnoteの良いところですね。お読み頂いている皆さんとわたなべ、一緒に作り上げていけるマガジンになっていったら嬉しいです。


▼フリースクールとおうちフリースクール

それでは早速ToDoマガジンを始めてまいりましょう。今回のテーマは「おうちフリースクールを知ろう」です。

おうちフリースクールの説明に入る前に、まず「日本におけるフリースクールの位置づけ」についてご紹介します。


▽フリースクールとは

フリースクールとは、一般に、不登校の子供に対し、学習活動、教育相談、体験活動などの活動を行っている民間の施設。その規模や活動内容は多種多様であり、民間の自主性・主体性の下に設置・運営されています。平成27年度に文部科学省が実施した調査では、全国で474の団体・施設が確認されている。(ー引用:文部科学省フリースクール・不登校に対する取組み

太字で示した”その規模や活動内容は多種多様であり、民間の自主性・主体性の下に設置・運営されています”という部分がポイント。フリースクールでの学びという形は日本ではまだまだ広く認知されているとはいえませんが、東京シューレさんなど有名なフリースクールさんは皆さんもよくご存知かもしれません。規模も大きく、行政と手を取り合いながら活動を続けて来られているスクールさんも多くいらっしゃいます。最近では、学校の中にフリースクールを作る自治体も出てきました。


▽おうちフリースクールとは

そんなフリースクールを、”自分のおうちで開いてみよう”というスタイルが、おうちフリースクールです。「自宅でフリースクールなんてできるの?」と驚かれる方もいらっしゃいますが、実際にそんな風変りな取組みを始めてしまったのがこの私です。私の運営しているおうちフリースクールでぃありすの他、全国にも少しずつ、おうちフリースクールの取組みを始められる方が増えてきました。わたなべとご縁でつながって下さっている先生方のスクールをいくつか紹介します。


上記の他、厳密にはおうちではないけれども子ども達のために小さな学びの場づくりをされている先生方もいらっしゃいます。


おうちフリースクールのメリットは大きく分けて2つあります。

◎教師にとってのメリット

まずは教師目線から。何と言っても「身軽に始められて、初期費用や家賃の負担がとても小さいこと」。フリースクールを始めてみたいと思われる方々が一番不安を抱えられるのが”お金”。初期費用はいくらかかるのか。毎月の家賃・光熱費を払い続けることができるのか。公的な支援を受けることができたなら、「えいや」と始めることができるでしょう。ところが残念ながら、フリースクールを始めたいという方に等しく支給される支援金等の制度が今の日本にはありません。身銭を切って、大変な覚悟を決めてフリースクールを始めたという方がほとんどです。

そこでわたなべがたどり着いた結論が、「おうちでフリースクールやっちゃえばいいじゃん!」でした。自宅で始めれば、スクールのためだけに発生する家賃もカットできるし、小さいけれど生徒さんが学習に取組むための部屋もテーブルもイスもある。ちょっとカッコはつかないですが、別に見栄を張る必要もないよねということで身の丈サイズでスタートしました。

▼教室関連の記事はこちらから

私の運営するおうちフリースクールはお世辞にも広い教室とは言えないので、一度にお迎えする生徒さんは最大4名、あまり大騒ぎはできないというデメリットもありますが、これはこれで気に入ってくれる生徒さんが続出という嬉しい誤算も(詳細は次の項で)。

▼フリースクール運営で生きていくためのお金の話。赤裸々書いて恥ずかしいので有料記事にしていますが、ご興味のある方はぜひお読みください。


◎生徒さんにとってのメリット

これは実際にフリースクールを始めてみてから判明した事実なのですが、おうちフリースクールは、合う生徒さんには合う!むしろ”ここだから通い続けられる”と言ってもらえる好都合がありました。

それは教室の小ささ、静かさ、生徒さんの少なさです。

私のフリースクールに通ってくれている生徒さんの中には、中学校の相談室や市の適応指導教室の規模でも「人が多くて億劫」と話す子もいました。そういう子ども達には、おうちフリースクールくらいの規模がちょうどいいみたい。「ここ(おうちフリースクール)なら大丈夫」とのこと。それから騒音。廊下や教室でのガヤガヤや大きな声を出す人が苦手、体育の掛け声も苦手という子もいます。おうちフリースクールなら突然廊下から奇声が聞こえてくることもありません。そういった理由で安心して過ごすことができると話す生徒さんもいます。

みんなでワイワイするのが好きな子には物足りないというのが、おうちフリースクールの弱点です。ただ、1つのスクールが9割の子の声に応えられる力をもっている必要はないと思うんです。賑やかな雰囲気が好きな子には大手のフリースクールさんを紹介してあげればいい。反対に、静かな環境で落ち着いて学習に取り組みたい子、安心できる教室で過ごすことが好きな子達にとっては、おうちフリースクールはとても有益な場所であるということがわかりました。それぞれの大人が精一杯自分にできるものを提供して、自分には苦手な部分は潔く他のスクールさんにカバーしてもらって。そんなふうに子ども達を奪い合うでもなく、押し付け合うでもなく、みんなで温かく見守っていくという姿勢が大切だと思っています。

狭い。小さい。ちょっとダサい。…もともと短所だと思っていたところが、視点を変えると長所に変わる…なんだか教育のナリワイにも深く通ずるところがありますね。

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以上、【To Do①】おうちフリースクールのはじめ方 ~おうちフリースクールとは?の巻の記事でした。次回【To Do②】では、”フリースクールをはじめるための必須項目をおさえようの巻”を公開する予定です。

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一部「これは結構勇気を出して情報を出しました」という記事については、恐れ多くも有料記事扱いとさせて頂いております。有料記事は単品でもご購入頂けますが、ちょっと割引の価格設定でシリーズの無料記事・有料記事すべてをお読み頂けるマガジンもご用意しています。

多くは無料記事ですので、無料記事のみお読み頂くのも、もちろん大歓迎です。

以上、おうちフリースクールのはじめ方To Doマガジンのご紹介でした。

感想やご質問がありましたら、コメント欄にご記入頂けますと大変励みになります。末永くお付き合いくださいませ。


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