【ToDo⑥】フリースクールお月謝額を決めよう
【前回の記事】
今回の記事では、フリースクールのお月謝の設定について私なりの考えをまとめていきます。
フリースクールを始めるにあたって、先生方が特に悩まれる項目がお月謝額について。
お月謝が低すぎてスクールがすぐにつぶれてしまうようではダメ、反対にご利用下さるご家庭に不要に大きな負担をお掛けするのもアウト、かと言ってそう頻繁に改定するのも難しいのがお月謝です。
みなさんのスクール運営形態に照らし合わせ、適正なお月謝額の設定ができるよう私なりの考えと経験談を記してまいります。
いろんな考え方がある項目ですので、決して「これが正解」とは言えませんが、ひとつの参考にして頂ければ幸いです。
★★本記事は2021.3公開下記記事の2022年リニューアル版となります★★
▼フリースクール月謝相場
私自身スクールの月謝を設定する際、まずはじめに、ネットで様々なフリースクールのホームページを閲覧し、価格の相場調査を行いました。
まとめサイトなどには「フリースクールの月会費の相場は3万円程度」と書かれていますが、ここで調査をやめてしまうのはおすすめできません。
実際に複数校のホームページを見たり資料を請求してみたりすると、実際にはもっと高い金額設定になっているスクールが多いです。
私の調べでは、入会金や年会費、設備使用料などが入ると、月平均5〜6万円かそれ以上かかってくるスクールさんも多く存在していることがわかりました(2018~2019年時点の調査ですので、現在では状況は変わっているかもしれません)。
▼お月謝検討のポイント
▽①【最優先事項】持続可能な支援を約束できる金額に
子どもの居場所づくりに挑戦しようとされる方とお話していますと、「とにかくお月謝は低額にしたい」と考える方が多くいらっしゃいます。
これは実におっしゃるとおりの事で、本来義務教育を無償で受ける権利があったはずの子ども達のご家庭からお月謝を頂くなんて…と罪悪感を抱くのは、教育者として当然の感情です。
実際私自身もフリースクールの構想を練っていた時点では、何とかお月謝を無料にする方法はないか、お月謝を頂くにしても、うんと低額にする方法はないかと様々な方法を模索した結果、”お月謝額8,000円”でスクールをスタートさせようと考えていました。
他スクールが設定している月数万円というお月謝が、私には受け入れがたかったのです。
ところが結局、私が運営しているおうちフリースクールでぃありすでは、現在各ご家庭には15,000~30,000円のお月謝を頂いています。
(マンツーマンコースとグループコースで金額を変えています。詳細はおうちフリースクールでぃありすのHPをご覧ください)
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