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おうちフリースクールオープンを告知する方法は?

「フリースクールをオープンしたら、まずはどうやって告知をしたらいいですか?」という質問へのお答えです。

たしかに、フリースクールをオープンしたものの、誰にもその存在を知ってもらえないのでは仕方がないですものね。

本日は、わたしがフリースクールをオープン後、どのような手順で地域の方々に私のスクールの存在を告知したかについてお話したいと思います。


1.ホームページの作成

私の場合、まずはホームページを作成しました。

フリースクールの看板がわりにという位置づけです。

「埼玉県の上尾市というところに、フリースクールがありますよー」

ホームページはそれをインターネット上で告知してくれれば十分です。

ですからコンテンツは少量ですし、つくりも大変シンプルなものとなっています。

もしよろしければ、参考にご覧になってみてください。

ホームページの作成には、amebaowndさんを利用させて頂いています。


2.近隣の学校相談室へのご挨拶

次に、近隣の中学校の相談室にご挨拶に伺いました。

配布用のリーフレットを持参して、「上尾市でフリースクールを始めました」と、春休みの時期に一校一校にお邪魔しました。

まだ授業が始まっていない休業期間とはいえ、先生方は新年度の準備に向けて大忙しの時期。

わたしのような得体の知れない人間が突然現れたらちょっとくらい嫌な顔はされるだろうなとドッキドキで伺いました。

が!

上尾市内各校の相談員の先生方は本当に良い方ばかりで、快く相談室に招き入れて下さり、感動したことを覚えています。

お忙しい中、学校や生徒さんたちの様子について丁寧に教えてくださいました。

また、持参したパンフレットを快く受け取って下さり、「我々が保護者の方に積極的にオススメすることはできないのですが、”フリースクールを検討している”というお話が出たときにはぜひご案内をさせて頂きますね」との温かいお言葉も頂きました。

もう根本として、「生徒を取られる」「生徒を奪い合う」という視点ではないのです。

スタートから「学校・家庭・民間、それぞれが得意なところを補い合いながら生徒を見守りましょう」というスタンスでいらっしゃるので、本当にお話がスムーズでした。

フリースクールの駆け出しが上尾市で本当によかったと思っています。

現在では上尾市以外の学校さんとやりとりするようにもなりましたが、他の市区町村だとこうはいかないこともありましたので。

実際に、「学校の相談員さんからの情報提供で…」とおっしゃって面談にお越し下さる保護者様もその後いらっしゃいました。


3.市区町村の教育センターの先生方へのご挨拶

市区町村の教育センターの先生方へのご挨拶も、できればされておくとよいかと思います。

私のケースでは、上尾市の教育センターの先生のほうから「ホームページを拝見しました」と大変ご丁寧なご挨拶文を頂戴してしまったので、これは私のほうからご挨拶に行くべきだった…と大変反省している点です。

まさか教育センター様からお相手にして頂けるなどとは思いもよらなかったのです…。

私がフリースクールを運営している上尾市の教育センター様は、地域の保護者の方々からの信頼も大変厚く、うちに面談にお越しになったお母さま方からも「センターの〇〇先生にはもう何年もお世話になっていて」、「センターのSSWの〇〇先生に出会ってうちの子は救われました」というお話がよく出るほど。

ご挨拶にお越し下さった先生は、「上尾市にフリースクールができてくれてとても嬉しい。適応指導教室とフリースクール、それぞれの得意なところを役割分担しながら、一緒に上尾市の子ども達を支えていきましょう」とおっしゃって下さいました。

やっぱり上尾市でよかった~。

私は本当に恵まれています。

センターの先生のほうからご挨拶をさせてしまった件を反省に、隣の別の市からの生徒さんが入会された際には、こちらからセンターさんにご挨拶の連絡を入れましたが、「うちは、うちに来ている子しか対応してないからソチラの子の話されてもわからないから」とあっさりでした…(笑)

あなたの市の生徒さんなんだけどなぁ…ちょっと冷たいよなぁと苦笑いしちゃったことを覚えています…(笑)

ひとことで「教育センター」と言っても、市区町村によってその現状は様々だなぁと勉強になりました。


以上が私がフリースクールオープン後におこなったことでした。

フリースクールという業種上、わたしは”集客”という考え方はもっていません。

「ここで学びたい」という生徒がいれば運営し続けるし、生徒がみんな新しい場所へ巣立って行ってしまったら、引き止めることなく笑顔で背中を押して、いつでもクローズするべき場所だと考えています。

ただ、教育を十分に受けられていなくて困っている人には、情報が届いてほしいと思っていました。

そのためには、インターネットや市区町村の教育関係機関の先生方のご協力を得ながら存在をアピールすることも必要だと考えています。

これからフリースクールを始めようと考えている方々の参考にして頂けたら嬉しいです。

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※画像はみんなのフォトギャラリーよりMegTakano様の作品をお借りしました。





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