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「ワイルドサイド」とは何だ?~ルーリード、Grim Spanky他

おはようございます。昨日「今、このnoterが面白い」で取り上げてもらったおかげでしょうか、急にスキやフォローが増えて仰天しております。感謝感謝。まあしかし私のNoteは日々のつぶやきみたいなものだし、老境を迎えつつある今、人生の回顧録でも書いてみようかと思っただけのマスターベーション的な記録にすぎないのであまり期待しないでください(笑)。いずれそのあたりは、自己紹介を兼ねて固定ページの記事で書く予定です。

さて、表題ですが、「ワイルドサイド」ですね。Wild Sideです。
このキーワードは、音楽や文学、映画その他アートの世界で特に英語圏において頻出しているであろうキーワードの1つだと思います。


「ワイルドサイド」って何?

盛んに使われるキーワードですが、どういう意味かわかりますか?
例としてルー・リードの「ワイルドサイドを歩け」を紹介します。

「ワイルドサイドを歩け」ルー・リード


ルー・リードの名曲ですね。ヴェルべットアンダーグラウンドの頃から好きなミュージシャンですが、歌うというよりは喋るという独特の歌唱法はDボウイにも影響を与えています。
この対訳(ありがとうございます)では、「自由な方」「危険な世界」などと訳されていますね。

「ワイルドサイドを行け」Grim Spanky

あまり邦楽は聞きませんが、JROCKで唯一好きなバンド、Grim Spankyの曲です。ギターがかっこいい(一応ギタリストなのでそこから入ります)し、ボーカルが近年流行のきれいな歌いまわしじゃなくガラガラのボイスなので好きなのです。
著作権の問題で歌詞は貼り付けられませんが、さすがに日本ですからルー・リードのようにクスリやら違法な比喩は出てこないものの、大体似たようなニュアンスだと思います。

ChatGPTに聞いてみた

AIに聞いてみたらこんな感じです。

ワイルド・サイド」とは一般的に、人や物事の自由奔放な面、奔放な面、飼いならされていない面を指す。冒険的、大胆、または型破りな行動を受け入れるという考えを伝えることが多い。ワイルドな一面」を持つ人やものは、自発性、予測不可能性、社会規範からの逸脱といった性質を示すかもしれない。また、荒野や未開の風景など、手つかずの自然界を指すこともある。全体として、「ワイルド・サイド」は日常や予想からの逸脱を示唆し、しばしば興奮や自由、新しい経験を探求する意欲を連想させる。

要するに、安全な側、管理された側の逆を意味します。自由だけどリスクがある側を歩けということですね。
音楽的には、例えば中島みゆきは初期のアコースティック中心のフォークや歌謡曲で一躍スターダムに登りましたが、このままでいいのか?と疑問に思い、「はじめまして」というアルバムからワイルドサイドに踏み出しご乱心の時代に突入しました。それまでのファンがずいぶん離れましが、結果的にはその後さらなる大きな飛躍を遂げて今にいたります。拓郎のフォーライフレコード設立しかり、デビッド・ボウイのベルリン三部作しかり、偉大なアーティストは大抵一つの成功を収めた後にリスクを犯して新境地を開こうとワイルドサイドに踏み出すものです。

そういう自分なども、今でこそ還暦過ぎた平々凡々とした親父ですが、幾度となく大きなリスクを犯して切り抜けてきました。リーマン時代も死線を乗り越えたことが多々ありましたが、40歳で脱サラしてそれまでの仕事とは全く異なる文筆業に転向したのはまさに「ワイルドサイド」に踏み出した瞬間ですね。下手をすれば無職のホームレスになりかねないところでしたが、なんとか飯を食っていけるまでになりました。何と言ってもリーマン生活では絶対に出会えない異業種のひとたちや異質な文化にふれることができたのが人生の収穫です。本当に楽しかったです。あそこで「ワイルドサイド」に踏み出したのは正解だったと今も思っています。

最後に、こじつけのような形になりますが、4月から社会人になる方々に一言あるとすれば「ワイルドサイドを歩け」です。決して職務規定に違反しろとか、犯罪を犯せという意味じゃありませんよ!ということは「たまにはワイルドサイドを歩け」が正解か(笑)。まあ普段は真面目にルールに沿って仕事をするのだけど、ときにはリスクを恐れず、枠にとらわれず、冒険してみよう!という意味にとっておいてください。

それではまた。ルー・リード、オススメなのでぜひ聞いてみてくださいな。



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