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7、課題を先送りせず、現場の声を施策に反映してゆく #都民提案 #訪問介護の防災

先日、都議会議員が主催した介護関連政策立案ワークショップに行ってきました。平成30年度の東京都における、高齢者関係の予算の写真。ふ〜むと眺めつつ、頭の中にある課題を整理していました。

「都民による事業提案制度」は、①都政の喫緊の課題を解決するため、「都民が提案し、都民が選ぶ」仕組みを構築すること、 ②都民の声を直接施策に反映させることで、行政にはない新たな発想の活用や、都民の都政への参画を目指す、というもの。でもこうした取り組みがあること自体、今回のワークショップのお誘いを受けるまで全く知りませんでした。

なかなか夜に外出することが難しい家庭環境にあるので、こうした機会を活かすべく、9月25日締め切りの事業提案に間に合わせるために、課題整理や指標となる取り組みの調査などを行い、なんとか形にすることができました。

事業名は、「訪問介護・看護事業者向け防災対策事業」です。

先日参加した、介護×防災のワークショップにて、施設において義務づけられた防災活動はあるけれど、訪問介護・看護の事業所の防災への取り組みには事業所によって差があること。そしてこの差が人災をよんでしまうのでは、という危機感を抱いたことがきっかけでした。


課題を先送りにしないためにも、こうした声をひとまずは形にし提案できたことは、福祉環境を設計する上でも貴重な経験となりました。(この「都民による事業提案制度」は、12月に選定結果が発表され、都民による投票という動きとのことです。)

建物やインテリアなどハードな部分、マーケティングや採用、育成などソフトな部分と合わせて、防災についても設計できるよう、今後も知識・経験を積んでいかなければと改めて感じています。

藤岡聡子
株式会社ReDo 代表取締役/福祉環境設計士
info(@)redo.co.jp
http://redo.co.jp/

私、藤岡聡子については、下記記事を読んでみてください。
・灯台もと暮らし
【子育てと仕事を学ぶ #1 】藤岡聡子「いろんなことを手放すと、生死と向き合う勇気と覚悟がわいてきた
月刊ソトコト 巻頭インタビュー
・soar
「私、生ききった!」と思える場所を作りたかった。多世代で暮らしの知恵を学び合う豊島区の「長崎二丁目家庭科室」

おまけに:
読み物:人の流れを再構築する、小さな実践について|藤岡聡子
人の流れはどのようにして新しく、懐かしく再構築できるのだろうか?その大きな問いに対して、小さな実践を綴っているマガジンもあります(本音たっぷりで書いています。)