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アップサイクルTシャツで社会に生き辛さを抱える人の雇用を増やしたい

アップサイクルTシャツで社会に生き辛さを抱える人の雇用を増やしたい

クラウドファンディングに挑戦します。
https://readyfor.jp/projects/wacka-inclbase-upcycle
※12月9日(月)18:00に公開されます。それまでは閲覧できません。

綺麗事ばかり言っている人が嫌いでした。

自分の事しか考えてなかったこれまでの人生
好きな事をし、
好きなモノを食べ、
好きなモノを買い

物質的な欲求を実現する為に
夢中で働き、成果を上げて出世する事のみを考え、
時には家族さえも犠牲にし、生きてきた。

それが今までの正体

目の前に映る現実は美しい世界ばかり
目に飛び込むすべてのものを手に入れる事さえ可能だと思っていた。

ポジティブに前だけを見て進んだ人生
ふと後ろを振り返ると
そこには想像も絶する世界が広がっていた

私たち一人一人は
環境を破壊してやりたい。
誰かを苦しめてやりたい。

何て思って故意に行動する人はごく僅か!
ほとんどの場合、気づかずにいる。
私もその一人でした。

ほとんどの社会問題は
私たちが安全に快適に暮らす事による副作用の様なもの
そこには決して悪意は存在しない。

でも
その事は知ったのに
何も声を上げない。何も行動しない。

それは悪意であり、消極的加担です。


私自身が社会問題と向き合うきっかけとなったのは
バングラディシュやベトナムと言った後進国に駐在した事がきっかけ

バングラ活動写真

「1セントでも安く仕入れる」と言うのがミッションでしたが、
合理性のない値下げ交渉が、いかに労働者を苦しめる事になるのか?
と言う問題に直面し、更に大量に廃棄される衣料品が環境問題に直結している事を知りました。

日本を含む先進国が
安全、安心、安価な衣料品を求め、短サイクルで寿命を終える事で
遠くの誰かを苦しめ、未来の誰かに負担を掛ける 

この気づきが今の活動を推し進めています。

元々は後進国支援で始めたこの活動ですが、
もっと近くにも困っている人たちがいる事に気づきます。

茨城県常総市にある就労支援A型事業所インクルベースさんとの出会いがその事に気づきを与えてくれました。

一般の企業で長時間働くことが難しい心身にハンディキャップがある方や難病の方、外国にルーツを持つ方といった生きづらさを抱えた方に「働く場」を提供する就労支援A型事業所

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家の改修や片付け、掃除、除草、庭の手入れ、ふすまや障子、網戸の張替えの仕事、ハウスクリーニングや解体作業、家事代行、パソコン作業、荷造り作業など様々な仕事に取り組んでいます。

とにかくみんなまじめで、丁寧に仕事に向き合っています。

そんな彼らとの付き合いの中で
職業の選択肢や可能性を増やしてあげたい。

それが
今回のクラウドファンディングの目的です。

ミシンも触った事のなかったメンバーと約1年
思考錯誤を繰り返し、

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大量に廃棄される生地から

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パッチワークTシャツにアップサイクル

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一度、
輝きを失った生地でも適材適所に配置すれば価値ある品に変わります。

これは人にも言えます。
得意、不得意は誰にもあります。私にもあります。
でも適材適所に居場所があれば、どんな人でも活躍できます。

私は今回のプロジェクトで
不要となった廃棄生地に再び活躍できる場所を見つける事でゴミを減らし、
新たな仕事を生み出す事で選択肢と可能性を増やし、雇用を増やします。

今、私の目に映る世界は昔と違い、少し暗い闇です。
少しでも光が射す様、気づいた問題には力、金、時間のあるなし関わらず
取り組んでいきたいと思います。

綺麗事が嫌いだった私が言うのも何ですが、
自分自身の欲求を追い求めていても決して幸せになれない。
誰かの犠牲によって成り立つ世界や未来に負担を掛ける生き方は
早く辞めた方がいい

大きくなくていい、
小さな多くの力が必要です。


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