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自宅で広がったコーヒーの世界

多くの企業がリモートワークへの重い腰を上げた2020年、
私が働く会社も例に漏れずそうでした。

仕事は在宅になり、休日は外出自粛になり、
必然的に家にいる時間が倍増すると、
家でコーヒーを飲むことが増えました。

以前からコーヒーは好きでしたが、
たまにセブンイレブンやスターバックスのドリップコーヒーを飲む程度で、
家で飲むのもいつも決まった種類のドリップコーヒー(↓写真)だけでした。
(これ、美味しいですよ)

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きっかけはKINTOのステンレスフィルター

本格的に家でコーヒーを淹れるようになったのは、
思い返せば3月中旬、嫁ちゃんが会社のおじさんにステンレスコーヒーフィルターをもらってきたことがきっかけでした。

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KINTOというメーカーのフィルターです。
これまで紙のフィルターしか使ったことがなかったので、
使い捨てではないフィルターというものが存在することに感動。

ステンレスであることの意味は考えずにただ使っていましたが、
コーヒー好きの友人から、
「紙だとコーヒー豆の油分がフィルターに残るけど、
 ステンレスやとそのまま落ちるから、
 紙のフィルター使うよりコーヒーがまろやかになるんやで」

と...聞いて納得。

ただエコでカッコいいからという理由でステンレスフィルターが存在しているわけではないんだと知りました。

嫁ちゃんがもらってきたのはフィルターとその下のカップだけですが、
直後に同じメーカーのカラフェも購入。
こちらも愛用しています。

ステンレスフィルターを使うと細かいコーヒーの粉も落ちてしまいますが、
独特な重みのある味が楽しめる気がします。

ステンレスフィルターで淹れたコーヒーを飲み慣れた後、
紙のフィルターで落としたコーヒーを飲んでみると、
不思議なことに同じ豆でもスッキリした味わいに感じました。

これで私も、違いがわかる男になったのでしょうか☺

さて、ちょっとコーヒーが楽しくなってきたところで、
更に我が家のコーヒー生活に影響を与える一冊に出会ってしまいました。

コーヒーを楽しむ教科書

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こちらの本です。
超初心者の私にも大変わかりやすく、
図、絵、写真、グラフ、地図、なんでも用いて
丁寧に、でも単純に説明されていました。

この本を読むまで、
コーヒー豆はコーヒースプーンで測り、
お湯の量は目分量でした。

この本を読むまで、
なぜコーヒーに酸味や渋みがあり、
いろんなフィルターや抽出器具があり、
フレーバーと呼ばれるものがあり、
産地によって特徴があり、
その他諸々、
恥ずかしながら何も考えたことがありませんでした。

ただ、この本に出会ってからは、
内容全部を理解したとは全く言えませんが、
全てに理由があって奥が深い、
コーヒーの世界は広いなと感じるようになり、
より家でコーヒーを飲むのが楽しくなりました。

コーヒーのことを広くもっと知りたい方には
ぜひおすすめしたい一冊です。

ついに、エスプレッソマシンを導入

以前から気にはなっていたのですが、
先に紹介した本を読んだことにより、
やっぱり欲しくなって購入したのがこちら、DeLonghiのEC200N。

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おそらくかなり前に発売されたモデルですが、機能的には十分です。

やった、エスプレッソマシンだ!
早速使わなきゃ! と、
家にあったコーヒー豆を使って淹れた1杯目。

何か様子がおかしい。
全くクレマ(コーヒーに乗っている金色っぽい泡)がありませんでした。

その後、本を読み直したり、
例の友達に聞いたりしてわかったことがいくつか。

最大の敗因は、ハンドドリップ用の豆を使ったことでした。
エスプレッソマシンには、出来るだけ細かく挽かれた極細挽きの豆を使うべきだったようです。

その他にも、エスプレッソには深煎りのほうが良いということや、
カップが冷たいとクレマがすぐに消えるということなど、
理由はちゃんと、色々ありました。

このエスプレッソマシンを手に入れたおかげで、
家でエスプレッソやラテが楽しめるようになっただけではなく、
勉強にもなりました。

知らないことだらけ、コーヒーの世界は面白い

この数ヶ月間をかけて、
豆を選ぶのが面白くなったり、
外のカフェで飲むコーヒーの味の違いがちょっとわかったり、
まだまだ広いコーヒーの世界の、ほんの一部を知った気がします。

もともとはあまり酸味がなく、ストレートに渋いコーヒーが好きですが、
それだけにこだわらず、
いろんなお店のおすすめを飲んでみたり、
産地で飲み比べをしてみたりしたいなと思っています。

もしおすすめの豆、飲み方、お店などありましたら、
ぜひ教えてください。



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