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【ワクセルトークセッション企画】株式会社てっぺん代表取締役和田氏に聞く、夢を叶える力とは?

ワクセル主催のトークセッションイベントのレポートです。
ワクセル(主催:嶋村吉洋)は、コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティです。

2021年9月19日(日)に、「本気の朝礼」で有名な株式会社てっぺん代表取締役の和田裕直(わだひろなお)氏、ワクセル総合プロデューサーの住谷とワクセルメディアマネージャーの三木でトークセッションを行いました。

今回はスタジオではなく「本気の朝礼」を体験するために、居酒屋てっぺんへ実際に伺い、撮影させていただきました。「本気の朝礼」の体験、居酒屋てっぺんに入社された経緯、代表取締役になるまでの軌跡、今後の展望について、実際にお食事をいただきながら和田氏に伺いました。

激変した人生観!居酒屋てっぺんとの出会い

和田氏は幼いころ、父親が建設会社で専務をしており、次期社長候補として有力視されていました。しかし、当時の社長は婿に会社を継がせたため、父親は社長になる夢を叶えられず、当時の和田氏に「お前は夢を叶える人生にしろ!」と伝えたそうです。
父親からのメッセージを受けて、和田氏は社長になると決め、飲食の道に進みます。飲食の中でもフランス料理に憧れを抱いた和田氏は、エコール辻調理師専門学校を卒業後フランスに渡ります。

三つ星フランス料理店「Regis et Jacques Marcon」(レジスエ ジャックマルコン)で修行後、東京の恵比寿一つ星レストラン「Le jeu de l‘assiette(ルジュード ラシエット) 現A nu, retrouves-vous owner chef」下野昌平chefの元で修行を積みました。

そんな折に、誕生日のお祝いで先輩に連れて行ってもらった居酒屋てっぺんとの出会いがきっかけで、人生を大きく変えることになります。それまでは、シェフの顔色を窺いながら料理の質を高めていくことだけに集中していたという和田氏は、お客様の顔を見ながら生き生きと働いているスタッフを見て、その場で「ここで働きたい!」と決断しました。

飲食業界は、お客様の笑顔が見られる、自分のお店を持つなど、夢を描いて業界に入ってくる人は多いものの、現実とのギャップで挫折する人が多く、和田氏もその一人になりかけていました。そこで出会ったてっぺんの社員の方々の皆が、夢を追いかけていることに惹かれ、こんな風になりたいと思いました。

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組織づくりの要は「自分で決める」こと

入社1年で総料理長を務め、入社7年目には代表取締役になった和田氏。和田氏が人材教育で大事にしていることは自分で決めさせる、自分で決める力を身に付けること。自分が本当にやりたいと思うことはエネルギーが出るし、言い訳ができなくなるからです。

しかし、やりたいことだけがやれるほど社会は甘くない。上から降りてきた仕事をやらざるを得ない状況も出てきますが、その都度納得いくまでコミュニケーションを図り、互いの理解を深めることを大事にしています。
採用面接では高い基準で「自分で決める」ことを求めます。

1人当たり3時間をかけ、そのうちの8割の時間を「その夢はここでなくても叶う」、「向いていない」など諦めさせる言葉を投げかけます。

残りの2割でこの会社に入ったらどんな未来が待っているか、どう人生が変わっていくかを伝えるのです。
その後「本気の朝礼」を受けてもらい、その上で入社したいという人に自分から連絡するよう伝えるという形で入社を決めます。


ご自身が入社して1年で総料理長になられたのも、1年に1回店長が変わる居酒屋てっぺんの店長選に立候補を自分で決めたから。ご自身の経験からも、社員に「自分の役職・仕事・責任は自分で取りに行くもの」と伝えていらっしゃいます。

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写真:スタッフが「本気の朝礼」を体験している様子

メンター型のリーダーシップで組織を伸ばす

和田氏は、社長就任当初は事細かに社員に指示を出すトップダウン型のリーダーだったと当時を振り返ります。社長として経験を積んでいく中で、リーダーには2タイプあると気づいたという和田氏。

[コントローラー型]
権限・強制・威圧・立場を使って人を動かす

[メンター型]
尊敬と憧れを使って人を動かす

「和田さんの言っていることは正しいが怖いだけで何も入ってこない。このまま仕事を続けられないので辞めたい。」
女性店長に泣きながらそう言われたのをきっかけに、コントローラー型からメンター型へと大きく方針転換されました。社員側から社長に物申すにも勇気がいるからこそ、言ってもらえるように変化していきました。

社員とコミュニケーションを取るために飲みに行かれる時も、自分から誘うのではなく、この日は空いてるから誘ってくれれば行くというスタンスにして公平性を保つ工夫をされています。社員一人一人と向き合って夢を語り合い、それぞれの夢の実現を志されています。

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夢を達成するために大事なこと

最後に、今後の展望について和田氏は「日本に貢献できる人を育て続ける!」と語られました。100国100城、てっぺんを中心に、それぞれが1国1城の主として関係しあうホールディングスを作ることが今の目標として語られていました。住谷も「ワクセルも夢を与え続けることがビジョンなので、コラボレートしていきたい。」と和田氏に共感。

和田氏は「夢を達成するために大事なことは、頑張る理由より諦められない理由を持つことで、自分だけの頑張る理由よりも夢の中にいろんな人がいると諦められないからこそ力が出る。」と話されました。

20代30代のメンバーが多いワクセルに向けて、「今はすごい変化の時代。てっぺんも19年継続してきて、あり続けるべきこともあるが、どんどん変えていく必要がある。20代30代の人が40代50代になった時に日本経済を引っ張っていくと考えたら、とにかく挑戦し続けることが大事。」という言葉で締めくくられました。

こうして、夢を叶えるために必要なことをご自身の経験からお話しいただいた後、お店のおいしい料理をふるまっていただき、今回の時間は終了となりました。居酒屋が愚痴を言う場ではなく、夢を語る場であってほしいという和田氏の熱い気持ちに、参加者一同の心が強く動かされる対談は終了しました。

トークセッションの一部は、ワクセル公式ホームページに掲載しておりますので、合わせてご覧ください。
https://waccel.com/talksession/wada-hironao/

■和田裕直氏

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1987年、長野県上田市生まれ。エコール辻調理師専門学校卒業後、渡仏。
三つ星フランス料理店「Regis et Jacques Marcon」(レジスエ ジャックマルコン)で修行後、東京の恵比寿一つ星レストラン「Le jeu de l‘assiette(ルジュード ラシエット) 現A nu, retrouves-vous owner chef」下野昌平chef元で修行。
22歳でてっぺんに出会い、人が輝いて働くことの重要性を知る。店長、総料理長を経て、現在社長として社員の可能性およびお客様への感動を追求し続ける。大嶋氏からの事業継承者。

てっぺん公式HP

■SOCiAL BUSiNESS COMMUNiTY『ワクセル』(主催:嶋村吉洋)
ワクセルは、コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティです。健全に学び、チャレンジし、成長し、達成し続ける人が次々と集まるコミュニティを作り続けます。

さまざまな分野で活躍する著名人や経営者、クリエイターの方々とコラボレートすることにより、下記の取り組みやコンテンツ制作を行っていきます。

・YouTube等での番組配信
・オンライン講演会
・出版プロデュース
・プロジェクト創出
・対談、インタビュー記事制作

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