見出し画像

Leicaが見たIndia ー Through Leica ✈︎Day3・4・5

Leica SL2-Sを持って旅したインドの記録


ジャイプールという街


インド北部、首都デリーよりやや南に位置するジャイプールはムンバイに比べるととてもこじんまりとしている。ムンバイから飛行機で1時間ちょっとで楽しめる郊外の都市でもある。
インド旅行を計画するときには必ず候補にあがるだろう。なぜならここはピンクシティと呼ばれ、多くの美しい建築物が存在しているからだ。
ムンバイのトゥクトゥクが黄色と黒に対し、ジャイプールは黄色と緑でなんともかわいい。トゥクトゥクと文字を打てば🛺この絵文字が出てくるくらいメジャーなカラーリングである。
人々は変わらず優しいが、"より"インドらしい人たちが多い気がする。心なしか"ゆったりとした"という方が正しいかもしれない。

ジャイプールでは靴や鞄などの服飾雑貨が多く売られていた。ビジューが施された可愛らしいスリッポンも多く、甲高幅広と足に難ありの私は買えなかったが合うサイズがあるなら一つは手にしてみたい。


と、ここで気がついた。
ジャイプールではほぼLeicaで撮影せず仕事のためのSONYで撮影していたためこの後続く写真はジャイプールからデリーに向かう電車のみ。

長距離列車でデリーへ

撮らせてくれてありがとう

ジャイプールからデリーまでは約300km、6.5時間の寝台列車で。エアコン付きの2等の席で料金は2000円ほどだ。

寝台なので寝たり起きたりが自由で、かつ乗り心地も寝心地も悪くはない。決してお家のベッドのようだとは言えないが2000円でこの快適さはありがたい。
しかし想像以上に綺麗すぎるのだ。
インドの核になるような人々の息遣いが聞こえてきそうな電車のシーンを撮りたいならおすすめはゼネラルクラス。エアコンもない、席もほとんど決まっていないその車両はまさにカオスとも言える。

私はそのゼネラルクラスの車両まで2等席から20両はあろう列車内を移動してみた。

ここはまだその途中
若者が多い


席を予約してない人たちがデッキに座り込んでいる。
英語が通じる人もいればそうでない人もいる中で彼女はジェスチャーで撮影を許可してくれた。
大きなその瞳は澄んでいて吸い込まれていきそうだった。

名前を聞けば良かった


なかなかゼネラルクラスにはたどり着けなかった。
車両の通路が人で溢れかえり、思うように進むことができないのだ。仕方なく一旦自分の席に戻る。


何駅過ぎたのかわからない。
1〜2時間眠りについたあと、再び撮影に繰り出した。
日本人が珍しいのだろう、声をかけてくる人の多いこと。どこから来たの?どこいくの?インドに何しに来たの?写真撮ろうよ!などなど、人気者の日本人。

右のおじさまの興味津々な目
もちろんドアはあきっぱなし
みんなそれぞれ
何か話しかけてくれたけど言葉がわからなかった
Good sleep
両サイドにも注目

写真を撮りながら見知らぬ人と喋りながら、気がついたらデリーに到着していた。

首都デリー

前回のインドではデリーに行かなかったため、私は初上陸のデリー。ホームに降り立つと、何十本の線路があり首都から各地方へ向かうお客さんでごった返していた。
その中でも一際目を引いたのは、車両に乗り込めずドアにしがみついている列車。

本当にこのまま走るのだろうか
左の子供達が可愛い

危ないという概念はないらしい。
こんな車両が通り過ぎる様を驚きを隠せないまま撮影した。これが彼らの日常なのだろう。

Delhiの看板
俺らを撮ってくれと言ってきた赤い漢たち




無事到着したことへの安堵と初めてのデリーへの興奮が冷めやらぬままホテルにチェックインした後、街へと繰り出す。

ネオンで怪しげなトゥクトゥク
夜のデリー、1人では歩かないように

長旅の疲れを忘れ撮影に興じる。
この頃より私の喉にはかなり異変が生じていた。インドの粉塵で常に咳き込み鼻水が出てくる。間違いなく肺までやられ始めていた。

乾燥した大地と舗装されていない道路が多く、常に埃が舞っている。まるで天然のブラックミストのようだ。更には街の至る所に牛や山羊、犬が放し飼いされ、糞尿も舞い上がっているのだろう。
そもそも気管支が強くない私は旅の終わりまで、むせかえる咳に悩まされることとなる。

そういえば、多くのインド人も咳払いをしていた。
この公害は人種を問わず問題なのだ。

このターバン欲しい


つづく

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?