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なら100年会館はペデストリアンデッキとつながる美しいホール.ENDRECHERI. LIVE 2023 END RE ME 

.ENDRECHERI. LIVE 2023 END RE ME なら100年会館 大ホール
9/24(日)18:00 (自分用めも)
 
剛くんの地元ならでのソロライブに参加するのはいつぶりだろう。
なら100年会館は、大好きな建築家のひとり磯崎新の設計なのでそれだけで興奮する。デザイン性に富みすぎていてバリアフリー化が難しいのは難点なのだけど。

磯崎新は、関東の方なら水戸のお天気カメラの中継でおなじみの水戸芸術館のあのタワーでお馴染みかもしれない。JR奈良駅から続くペデストリアンデッキの先にあるなら100年会館は大好きなホール。そして剛くんの地元の奈良である。運良く参加できてとても嬉しかった。
 
平安神宮奉納演奏2023に参加した。それが9/2(土)だったので、仕事でもないのに1か月に2回ものぞみに乗り関西の地に来ることになってしまった。毎度のことなので家族にもとくに反対もされず楽しい一人旅になった。
 
奈良公園で鹿にせんべいをあげたり、奈良ホテルを見学したり大好きな奈良博(国立奈良博物館)に行きいざ会場へ。今年のドレスコードは特別な指定はないけれど、今まで着たことのないような服を着て欲しいとのお願いがあったからか、被り物の方やスパンコールの方グッズのパーカーのなかなかの個性的な方もいるライブだった。駅からの風景はちょっとシュール。なら100年会館のホールはコンクリートのデザインが印象的でちょっとモダンな教会建築のよう。昼間だと太陽の光が入り込む天井に、紫のライトが綺麗に映えて怪しい祈りをささげる集会、もしくはUFOを呼ぶ集会のようである意味とてもファンキーだった。今回の私の席は、上手の2階の張り出したバルコニーだった、磯崎新建築の特徴的な部分からステージが見下ろせてとても楽しかった。
 
セットリスト
 
Sankakuの話 
「声を出しても良いけど 踊っても良いけど マナーを守って」と話をしていたのが印象的だった。
 
・Super Funk Market
・MYND
・依存BEAT
・Everybody say love
・FUNK TRON
・LOVE VS. LOVE
・Rain of Rainbow
・勃
・cho_cho_chocol@te
・Pretty Phantom
・YOUR MOTHER SHIP
 
--アンコール--
 
・I, Knew Me
・Super session
・Wedding Funk

今回は公式がセットリストを作成しているので、そのSpotifyのリンクを

本日のライブでの剛くんは、グッズのパーカーを逆さまにFUNKYに着るという衣装だった。椅子に座ってバンドメンバーを指揮したり歌ったりととても自由。
 
私は、今年の5月に久しぶりに来日したP-FUNKの総帥率いるGeorge Clinton & PARLIAMENT FUNKADELICのライブをBillboard Live TOKYOで見た。剛くんはジョージを彷彿とさせる佇まいをしていた。PARLIAMENT FUNKADELICはメンバーがあまり固定されない、皆が主役、ジョージがそこに入ればそれがMOTHER SHIPでPARLIAMENT FUNKADELICになる。
 
ちなみに、私がライブをみた翌日に.ENDRECHERI.こと堂本剛くんは秩父のミュースパークで行われた「LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL JAPAN 2023」でGeorge Clinton & PARLIAMENT FUNKADELICのシークレットゲストとして共演をした。この共演はとても素敵なことだったし剛くんがこれからファンクを続けるに当たってはすごい幸せな記憶で追い風になるんだろうなと思っている。
 
今回の「END RE ME」は、堂本剛のソロプロジェクトが.ENDLICHERI.であるというよりは、堂本剛とバンドメンバーのプロジェクトが.ENDLICHERI.であるという感じがありありとして最高だった。ENDLICHERI.と愉快な仲間たちだなと本当に思った。
 
(ちょっとだけその姿がみられるYouTube ENDRECHERI MIX AND YOU #4 予告より)

後ろを向いて歌ったり、座って歌っている剛くんはとても自由でそれこそファンクだった。George Clintonの話はこちらでも書いているのでよかったら。

いくつか書いておきたい曲の感想
 
・Super Funk MarketとMYND
ファンミーティングの時も思ったのだけど、生で聴くこの曲は本当に圧倒される。久保田利伸さんに命名してもらったFUNK CHANTの歌い方はとても早くて真似できない。そしてバックの演奏のグルーヴがとても楽しいのでこれからのライブの定番曲になって欲しいFUNKのサビの部分で踊るの本当に好き。MYNDとこの曲は、.ENDLICHERI.にしか歌えないし作れない曲だなとすごく感じる。MYNDのwoooの声と後奏部分のラップ部分は本当に痺れる。
 
・依存BEAT
イントロの呻き声が最高にファンキー。ソンビの手の振り付けが可愛いけど、曲はかっこよくかなりファンク。ギターのリフがとてもかっこいい。生で聴けてよかったなと思った1曲。ダンサーチームの踊りもとてもキュート。ラップ部分でCHITAAさんの映像が流れたのも可愛かったな。
 
MCの前のセッション的な演奏のリズム隊の演奏が本当に気持ち良くってよかったな。声だしとジャンプの盛り上がりはとても楽しい。ライブが楽しいのが一番良い。
 
 
・FUNK TORONからのミクスチャーなセッションでの.ENDRECHERI. BRATHER EROTHERの部分の振りを皆で踊って盛り上がるのも良かった。また、バンドメンバーとダンサーに新しいFUNKネームを付けている時に、Mr.とMissといった性別の肩書が入らなくなったのはとても嬉しかった。
 
・LOVE VS. LOVEとRain of Rainbowもよかったな。サウンドが重くなっていて、そこがソウルフルな歌い方で歌う剛くんの歌声にマッチして、新曲のような雰囲気になっていたのはとても印象的だし、2曲とも私の大好きなPrince殿下の雰囲気を感じるファンクな香り。ビョンビョンいうベースと、鳴くギターが本当に壮大でかっこよい2曲になっていた。

・勃
ライブ中って時々トリップして色々な事に思いを巡らすことがあるのだけど、今回のBPMが落ちた勃を聴きながらこんな事を考えていた。

Xにポストすると怒られるような話だけれど、私は剛くんの書く愛についての歌詞が苦手だ。人生色々あった方なので、人と人なんて分かり合える方が稀だし、分かり合えないのが当たり前、お互いに幸せに生きるためには互いの意見を尊重しつつ、平和を願う。でも本質は分かり合えないと思ってる。分かり合えないから折り合いをつけるために努力をする、分かり合える人に出会えたらそれは稀であり奇跡だと思ってる。

その自分にとって、剛くんの書く歌詞は、それでも人は愛で分かり合える筈と伝えてくるので苦手だ。愛を信じてる剛くんはそれを願わずにはいられない。その気持ちはよくわかるのだど。今回の勃を聴いていてそんな事を考えていた。なので、愛を歌っている剛くんの歌は私には重い。なので基本的に歌詞を深追いしないようにしてる。
 
私が参加したライブでは、洒落た格好をしてきた人を褒めるといったくだりが無かったのだけど、その件があると、剛くんに褒められたい認知されたいというファンサうちわと同じ状態になるので、思い思いの恰好でライブに来て雰囲気で楽しむのが良いと思っている。好きな恰好で観に行って弾けたいなと思っている(以前、ずっと被り物をしている人の後ろになって、ずっとその被り物のおかげで、良く見えないという体験をしているのでちょっと気になってしまう)

MCでは、聖闘士星矢のキグナス氷河の「ダイヤモンドダスト」の必殺技の話をしていたり、バンドのセッションの時間がとても長尺で取られていて、スティーブさんのパフォーマンスがかっこよく.ENDLICHERI.はバンド何だつくづく思う楽しいライブだった。またこの空気を体験したい。

 公式インスタグラムに上がっている写真はこちら



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