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雨も嵐にもならなかった穏やかな「堂本剛 平安神宮奉納演奏2023」へ

いつか自分が読み返す用の感想メモ

9月上旬の京都は、例年暑い。そして剛くんの奉納演奏には雨が付きものなので、今年も雨が降るのかと思っていたが、今年の「堂本剛 平安神宮奉納演奏2023」が開催された2023/9/11(金)-9/3(日)は、珍しく3日とも雨が降らない穏やかな奉納演奏だった。今年のテーマは「愛と涙」

今年の私の参加日は、9/2(土)。剛くんはこの奉納演奏前に、笑福亭鶴瓶さんと藤ヶ谷太輔さんのトーク番組「A-Studio+」に新しい配信アルバム「Super funk market」の宣伝のために出演しており、そこで釣瓶さんが平安神宮奉納演奏を観に行きたいとお話されていて、実際参加されたのがこの日だった。この時の話は、鶴瓶さんや藤ヶ谷くんのラジオ等で話されている。

会場に入ると、いつものようにパイプ椅子が並ぶ境内。奉納演奏前に開催された.ENDRECHER.のファンミーティングでは、自分らしい派手な格好をしてきて欲しいと話があったのもあったからか例年に比べると派手めな服装の方もいる奉納演奏だったように思う。

2023年のセットリスト

・シンジルとウラギル
・ある世界
・愛を生きて
・Everybody say love
・ソメイヨシノ(instrumental)
・Say Anything (平安アレンジ)
・Love VS. Love(平安アレンジ)
・街
・勃(平安アレンジ)
・あなたへ生まれ変われる今日を いまあなたと生きている
・TUKUFUNK
・バンドセッション

今年の私の座席は9列目の中央
噴水も光の柱も歌っている剛くんの顔もよく見えた。拍手と演奏の間に流れるちょっとした風の気持ち良いライブだった。もちろん、ここはどこだっけと思うような、幻想的なライティングとプロジェクションマッピング、そして、水芸と私は呼んでしまう噴水のセットも健在だった。夜空に飛ぶシャボン玉も幻想的で本当に夢の中のよう。サンピラー(エンジェルラダー)のように中心から光の柱を立てたのは何の曲だっただろう。

(公式と公式記事以外のライブやコンサートの感想を追っていない人間の記憶とメモだけの感想なので、他の人の内容と違っていたらすみません)

メモをしていた何曲かの感想
全体を通してエレピアノの音が今年はとても印象的だった気がする。

・シンジルとウラギル 
1週間前に配信された「Super Funk Market」に収録されているAcoustic Piano Arrangementに準拠したゆるやかなアレンジ。もともとの「HYBRID FUNK」のソウルで少し妖艶なラウンジ・ミュージックの感じよりもっと優しい澄んだ歌声が乗っていた。

・ある世界 
「Grateful Rebirth」に収録されているこの曲をまさかここで聴けると思っていなかった。ある世界は、このアルバムの中でもソウルな1曲で、今でも時々聴いていた曲なので、イントロが始まりこの曲だとわかった時は嬉しかった。ピアノの伴奏から始まるかなり静かなアコースティックアレンジに変化していて、このメロウな曲の美しいメロディラインがさらに強調されて、サビ部分でもやっぱり新曲なのかと思ってしまう楽曲になっていた。間奏のやわらかなコーラス隊の歌声もふくめて、神社で思うことではないけれどゴスペル、祈りを捧げるような曲に変化していた。

・愛を生きて 
「GO TO FUNK」に収録されているこの楽曲はかなりの80年代初頭のディスコミュージック。ギターのリフとシンセサイザーの音があの頃の雰囲気を醸し出す「愛を」を繰り返すサビが印象的なダンスファンクミュージック
だったのだけど、バンドセットで演奏された今回はディスコというよりファンクが強めに出ていた気がする。間奏とサビのブラス隊の切れの良い音とコーラスの掛け合い的な部分が良かった。

・Say Anything (平安アレンジ)
Say Anythingはとても懐かしい曲。244ENDLI-x名義の「I AND 愛」に収録。前回歌ったのは2020年の配信ライブだったと思う。色々と思い出したので、この曲の思い出も書いておく。私が、BONNIE PINK(香織)さんのライブに何度か行っていたのが彼女がスウェーデンのトーレ・ヨハンソンのプロデュースを受けていた1996年とか97年。そんな事もあり、この曲が発売された時2008年当時は相当ドキドキした。「BONNIE PINKが剛くんの曲に詞を書いてコーラスで参加するってどうなるんだろう…」と。いざ聴くと少しジャジーなバラードの中に奇妙な音色のリズムの繰り返しが心地良く、そして剛くんと香織さんの掛け合いが少し甘いとても素敵な楽曲だったのが、とても嬉しかったのを思い出した。今回の平安アレンジは、このアルバムの楽曲とは違い、もっとソウルで元々あった甘い雰囲気はどこかにいき、少し重く、やはり祈りをどこか捧げるような楽曲なっていた。

・街
私が剛くんの歌う「街」を生で聴いたのは、いつだったか思い出していた。武道館かもしれない。久しぶりに聴く剛くんの「街」。シンガー・ソングライターデビュー20周年を記念してTHE FIRST TAKEやテレビで何度か歌っていたのだけど、生で聴くのはひさしぶり。そのためか最後の落ちサビ前に拍手がおきてしまったのはちょっと残念だった。でも、力強く切ない「街」はやはり剛くんにとって大事な曲なんだなという事がとても伝わってきた。最後のギターがソロがよく鳴いていていてとてもよかった。

・バンドメンバーによるセッション
いつ聴いても厳かなのにかっこよいセッション。今年はよりバンドメンバーの個性が際立っていて.ENDRECHERI.はこの奉納演奏の場でもやっぱりバンドなのだなって思えるのでとても幸せなエンディング(野外での銅鑼やっぱり最高)

恒例の合同参拝は、その前に炊かれていたスモークが残っていたので、剛くんが「スモークが落ち着いたら」と言っていたのは微笑ましかった。

ちなみに、平安神宮は京都市左京区岡崎にある。岡崎地区には、京都ロームシアター、京都市京セラ美術館、京都国立近代美術館などがあり、奉納演奏の時に何がこのあたりで展示されているのかを毎回気にしているのだが、
今年の京セラ美術館は、フランソワ・ブーシェ「アモルの標的」を表題作にていた「ルーヴル美術館展 愛を描く」展、京都国立近代美術館は「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」という前衛陶芸展が開催されていた。
私、個人としては、今年は京都文化博物館で「発掘された珠玉の名品 少女たち-夢と希望・そのはざまで 星野画廊コレクションより」を鑑賞して、翌日は予約して「桂離宮」を見学しました(自分用の本当のメモ)

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