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ハガキ職人?メール職人?

#デジタルで変わったこと

ラジオ、アナログからデジタルへ

私はよくラジオを聴いている。
最初は聴くだけだったラジオを、
今では聴く・「書く・読む」コンテンツとして享受している。
メッセージを「書き」、Xの番組公式ハッシュタグで呟かれたポストを「読む」のだ。

そんなラジオにおいて、<ハガキ職人>という言葉が存在するが、
今ではハガキだけでなく、メールやメッセージフォーム・Xの番組公式ハッシュタグを使ってラジオに参加できることもあり、私の中でハガキの出番は減りつつある。生放送の番組を聴くことが多いのも一因かもしれない。
リアルタイムで番組に関わることができるのはなかなかロマンがあるもので。

なかにはハガキのみでメッセージを募集している番組もあるが、
少なくとも私はデジタル派に傾いている。

番組を構成するピースになるチャンス

先述の通り、私は生放送のラジオ番組を聴くことが殆どなのだが、
実際にパーソナリティの方が話した内容に沿ったことをハッシュタグと共に呟くと、ラジオを通して即座に<返事>がくることがある。
遠い存在であるはずのパーソナリティの皆さんが、ラジオを介してコミュニケーションをとってくれたその経験が喜びの種となり、「何度も花を咲かせたい!」と、デジタルを駆使してラジオに参加するのだ。
早急に反応できるデジタル故の特権であり、より手軽に番組に参加できる今、数秒数分自分のターンを生み出す心地よさは忘れられない思い出になる。

そして気付く「ハガキの良さ」

だからと言って、ハガキが悪になるわけでは決してない。
ふと、文字や絵を書き・描きたくなる瞬間がある。
大体は机の整理をしているときか、可愛いレターセットを手に入れたとき。

ラジオに限ったことではないが、配信番組やプレゼントキャンペーンなどのためにメッセージを書き、空白には大して得意でもないイラストに挑戦してみたり、奥底に眠っていた色鉛筆で彩ってみたり…
しばらく自分の字で文章を紡いでなかったな…と敢えてハガキや手紙というツールを使うことで感じるあたたかみ。
たまったマスキングテープをぺたぺた貼って、買っただけで満足していたシールを貼って…自分の手で創意工夫する時間がたのしくて楽しくて。

とはいえ工程が多くなる分、面倒くさがりな私には続かないのだが、普段デジタルの手軽さの恩恵を受けているからこそ、「アナログ」ならではの良さが輝き、楽しいと思えるのだろうと痛感した。

そんな今、私は机の引き出しの片付けをしている。
父から譲り受けた万年筆が出てきた。

さぁ、誰に手紙を書こうかな。

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