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自分の良いところ言える?

今、高3の末娘が学校の友達とお昼ご飯を食べてる時間に、自分の良いところ好きなところを言い合うということにハマっているらしい。
いつも4人で食べていて、2人はそんなこと言えないと聞いているだけらしいけど。

娘は、
自分の好きなところ言えないって本当だと思う?
それに自分に良いところなんてないっていうの、そんなことあるわけないじゃん!

と私につぶやいた。

娘には言えなかったけど、お母さんも自分の良いところ言えないんだよ。
好きなところも。
それは恥ずかしくて言えないんじゃない。
良いところも好きなところもない。
お母さんは人に自慢できる自分がいない。

娘の場合、たとえばホクロの場所が全部好きとか、ぷっくりな唇が好きとか、お菓子作りが上手なところとか、そういうのをナルシストって言われても、自分が自分のことを好きになってあげないとどうするのって思うと。
誰かが私のホクロを変なのと言っても私はここのホクロが好き。
みたいな感じで。

もう1人の友達は、時間にルーズなところが実は好きだったりするって。笑

そうしてたら、今まで絶対言わなかった2人のうちの1人が、昨日作ったお味噌汁がめちゃくちゃ美味しくできて自分を褒めた!と教えてくれたらしく、残る1人が「あーあ、とうとう侵食され始めたよ」といって笑っていたとか。

恥ずかしがらず、相手にどう思われようが、自分の良いと思うところ、自分の好きなところを嫌味なく言えるのって凄く良いことだなと思った。
とてもポジティブで、自分のことを否定しない。

私は自分を否定してばかりだし、むしろ肯定できる部分なんてないし、とてもそんな人間だと思えない。
ひねくれて言ってるわけでもない。
心底そう思う。

だからこそ、娘のそういう所が凄く嬉しい。
自分の好きなところ良いところはきっと大事にする。できる。
そして、娘と同じように自分を肯定できる娘の友達のことも嬉しい。
誰かに押し付ける自分のそういうところ、じゃないの。
「自分が」なの。
主語は自分。

このまま大人になることは難しいのかもしれない。
でも、主語が自分なら、そこは信じられるんじゃないかなって。
これから先、傷つくことも増えるかしれない、でも、自分のことは好きでいてほしい。
明るくポジティブな娘の部分は守り続けたいね。

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