見出し画像

錦玉製の七夕の上生菓子

錦玉(きんぎょく)の上生菓子
「七夕(たなばた)」
錦玉とは寒天に砂糖や水あめを
加えて煮つめて糖度と
透明度を上げたもので
和菓子素材一つです。
「寒天ゼリー」ですね。

型に流して作るのでこの素材で
このような形状のものは
「流しもの」などとも呼ばれます。
見た目は簡単そうですが
「流しもの」は実は作るのが難しい。
大量(500個とか)作ると
本当に精神が壊れそうになる。
でも綺麗なので大好きです。

「出来上がりのイメージ通りに
中のパーツを均等に散らす」
↑これが難しい。

練り切りを伸ばして型抜きしてモチーフを作ります。
そのままだと柔らかくて触れないので1日乾燥させます。


こちらは竹(緑のところ)こちらも練り切りです。


中に入れるパーツも別に作るので
地味に手間がかかります。
そして失敗すると
パカっと割れて崩れる。
なかなか大変です。

今年の「七夕」は
磯子風月堂としては
最後の七夕になります。
綺麗にできたので
お客様に喜んで戴けたら
嬉しいです。

2024年7月31日の最終日まで
全力で通常営業を頑張ります。
磯子風月堂 石原マサミ






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?