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リスカ痕

私は今年で49才。
アラフォーどころかアラフィフ。

そんなおばさんの腕や胸は中学2年生の頃から始まった自傷で縫合痕だらけ。
特に左腕は肩から手首まで地肌が見えないほど表も内側も、ムカデのような縫合痕や、ケロイド状の傷がしっかりと残ってる。

400針以上は記憶してる。
整形の先生は私の精神科の主治医に何度も電話をされていたようだった。
私自身が自傷するときもあれば解離している時、別人格の時もあって、そのことは整形の先生や看護師さんも一定の理解はして下さっていた。
申し訳なかったけど、どうしようもなかった。

そして夏になると薄着になる。
でも半袖は着られない。
見られなくたいとか見せたくないからではなく、見た人が少なからず不快な思いをするだろうと思うから、見えるような服は着ないし、家の中でも半袖は着ない。
子供達に色んな複雑な思いを抱いて欲しくないから。

不快っていうと言い方がきついけど、やっぱり何かしら思わせてしまうのはあると思う。
自傷の傷って誰が見ても自傷の傷ってわかってしまう。

そして。
歳を重ねるごとに、腕は歳をとらないなと思う。
左腕は10代から20代前半の頃のまま。
当時の私の心をそのまま残してくれている。

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