見出し画像

AIに負けない子どもを育てる    社会人二年目

皆様、お疲れ様です。今日お仕事だった方、マジでお疲れ様。

前回の本レビュー「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」に引き続き同じ著者、新井紀子さんの新刊になります。

こちらを今回レビューさせていただきますのでよろしくお願いします。

*今回も二部構成で前編後編で分けます

AIに負けない子どもを育てる

著者 新井紀子
定価 1,600円 (税抜)
出版日 2019年09月19日

結論

1・AIの可能性と限界を知る目的で生まれたリーディングスキルテスト(RST)は、大人も子どもも読解が苦手だという事実を明らかにした。

RSTを開発した理由

➤RSTを人間とAIの両方が解くことで、AIの自然言語処理技術の限界が明らかになるから。

RSTでは、「事実について書かれた短文を正確に読むスキル」を6分野に分類して設計されている。

係り受け解析(文の基本構造を把握する力)

照応解決(指示代名詞や省略された主語や目的語を把握する力)

同義文判定(2文の意味が同一であるかどうかを判定する力)

推論(小学校までに習う基本的知識などから文の意味を理解する力)

イメージ同定(文章と図やグラフが一致しているかどうかを認識する力)

具体的同定(言葉の定義を読んでそれと合致する具体例を認識する能力)

これらのスキルを図るうえでRSTは重要なのである。

教科書が読めない子どもと大人

➤RSTは小学生から大人までたくさんの人に受検してもらっているのだが、AIにとって難しい自然言語処理=人間でいう読解は、人間の大人にも難しかったことである。

東大生でも正答率が低い問題があったことで

意味を理解して読むことができない人が多いのだという確信を得た。

AIに対する人間の優位性を明らかにするつもりで用意されたRSTが

逆に人間の読めなさ加減を白日の下に晒すことになってしまったのだ。

今回のまとめ

1・AIの可能性と限界を知る目的で生まれたリーディングスキルテスト(RST)は、大人も子どもも読解が苦手だという事実を明らかにした。

AI時代における教育のあるべき姿が述べられている部分にスポットを当てた内容ですね( 一一)

RSTをより深く理解することで、著者によるAI時代の教育への提言がいかに核心を突いたものであるかも理解できるようになるだろうな( 一一)

次回は続編の記事を書きますので楽しみにしててください!!

では皆さん、明日のためにゆっくりお休みください。ばい

前回の記事はこちらになります👇👇👇良かったら閲覧お願いいたします☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?