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遠くへやってきた[日記]

どうもWリンゴです。

現在僕はとあるビジネスホテルに一人で泊まっています。というのも、明日、県外での国立試験があるからです。

しかし国立試験があると言っても、最後の最後で私立大学に行く選択をし、既にその大学に行く僕にはちょっとした旅行感覚でした。
てか、旅行気分な奴しかこんな事を試験前日にしてないと思います。


出発は午前10時ごろでした。
家から車で10分の所にある駅に到着し、そこから地下鉄で30分かけて新幹線乗り場まで向かいます。
行きは母親が試験場近くのビジネスホテルまで着いて来てくれるので、いつも自転車で行く駅でなく、車で行きやすい駅から地下鉄に乗るのが、既に非日常感がありワクワクしました。

小移動が終わり、ようやく新幹線乗り場に着いたら次はチケットを買うために緑の窓口に。
そこには県外の大学に受験しに行くであろう学生の人達がゴロゴロいました。(なんだかハンター試験に向かう船上のよう。)

その後、昼ごはん用の駅弁を買い、待ち合い室で乗車する新幹線の時間まで少し待ったあと、ホームへと行きました。


今まで人生で新幹線に乗った事は手で数えられる程度しかありません。駅弁を買ったのもこれで二回目です。

珍しい体験は気持ちを高鳴らせます。

今のところ僕は、新幹線に乗る時と飛行機に乗る時は無条件に気持ちが高鳴りますが、
「今から新幹線に乗り、その中で駅弁を食べる。」この事は、僕のボルテージをぶち上げるには十分すぎるほどの要素でした。いつかくるであろう、乗ることに慣れてしまって、気持ちが高鳴らなくなった時の分も楽しまんと思い、
でも、隣にいる受験生とその母親のペアは程よく緊張感があるようで。

窓から見える景色は高層ビルが建ち並ぶ都会的風景から、住宅街、工場、と変わっていき、山へと変わっていき。大半の時間は山が映されていて、大学に近づいてくると再びドンと大きな高層ビルが姿を現し。
車内では母親と私立の学費のことや、選択した理由などを話しました。
駅弁について言うと、食力があったにもかかわらず、意外にも大半を残してしまいました。

そこから電車を乗り換え大学まで向かいました。
景色は高層ビルから住宅街へと変わった。


行かないと決めた国立は意外とでかかった。
下見に来ている受験生も沢山いておお賑わい。
一通り見てみると急に名残惜しくなってしまい、一ミリも行く気がなかったのに少し後悔しだした。
選択ミスったかもとか変に不安になりだした。
受かってもないのにこの大学に受かった時のifストーリーを考え出してしまった。
そんな事を考えながら大学を出た。


都会はやっぱりちょっと違うなと関心します。

「スクエア」じゃなくて「スクェア」にするんですね。

感謝の気持ちも忘れてないし。


こんな看板を撮りつつ、再び電車に30分程度乗ってビジネスホテルに着きました。
一つベッドが入ると窮屈なくらいの狭い部屋でしたが、一晩一人で過ごすのには丁度良いところでした。
そこで少し休憩しをしてから夜ご飯を食べに行きました。
こってこってのラーメンを食べると母親は明日も用事があるので新幹線で帰っていきました。
駅まで送った後に一人で向かうホテルの道は、さっきよりも暗くなってたこともあり一人じゃ心細く感じました。というより、フツーに怖い系の店があるフツーに怖い通路でした。


こんな静かなんですね、一人の部屋って。

残していた駅弁を食べながら、沈黙をかき消すようにTVをつけて過ごしました。
4月の一人暮らし大丈夫かな、


でも、どこかワクワクするのは止まらない。

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