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「データ活用で世界を笑顔に」をビジョンに活動するユーザーコミュニティnestの今

今日はCMKTのアドベントカレンダーを担当しており、かなり緊張しながら投稿しています。今日はユーザーコミュニティnestの今についてご紹介したいと思います。
その前に、自己紹介と簡単な経歴を・・・・
ウイングアーク1st株式会社でマーケティング本部に所属しカスタマーマーケティングの立上を行っています。2019年の終わりまでは、営業職をメインとしてキャリアを積んできました。2020年にマーケティング部門へ異動し、カスタマーマーケティングを立上よ!という命の元でそもそものマーケティングもあまりよく理解しない状態で私のマーケティング生活はスタートしました。

nestとは?

nestのみなさん

現在nestにはデータ活用に悩むユーザーのみなさまが集い、ツールの活用方法、ダッシュボードの見せ方、データ整備の課題、社内浸透の手引きなど幅広いノウハウの共有を行っていただいています。とても愛情深い会員さんがそろっており、温かい雰囲気であるのが特徴です。

弊社のユーザーコミュニティnestは2018年にスタートし2020年にわたしが運営を引継いだ当時の状況はこのような感じでした。

  • ユーザー登録数: 700名弱

  • アクティブユーザー: 20名ほど

  • イベント開催: 10回/年 で平均参加者数は30名程度

  • メインインフラ: Facebookグループ

ここから見える課題感は、コミュニティ運営に携わる方であれば想像しやすいかと思いますが、コミュニティ運営初心者だった当時の私の感想は

  • ユーザー独自の実践型情報の宝庫になっているにも拘らず参加者が少ない(というか、すごく勿体ない。導入後のユーザーの活用状況を知れる場なんてそんなにないんだし、もっと活用されていなければおかしい!)

  • 1回あたりのイベント参加者数が30名というのも更にもったいない

  • コミュニティという玉手箱は外から見ているだけだとその魅力が本当に伝わりにくい

  • コミュニティに参加できていないユーザー層もいる

勿体ない👻にでもとり付かれたかのように、nestというコミュニティをもっとキラキラさせなければ!という想いに駆られました。
丁度その当時は、カスタマーマーケティングの方向性を決めあぐねていた時期で、当時最大の課題だったのが「恐ろしく顧客接点が少ない」という事でした。カスタマーマーケティングやるのにこの顧客接点の少ない状況で何ができるというのか!?
それもその筈です。ウイングアークのビジネスは長きにわたりオンプレミス型のソフトウェアパッケージを間接販売(代理店販売)で行ってきたのですから。
そんな折に、原石のようなnestの姿を見て「これは相乗効果を狙うしかない」という想いが芽生えました!

コミュニティの見せ方問題

コミュニティの大きな問題だと感じたのは、コミュニティというのは中を空けると素敵な場所なのですが外から見ているだけではその魅力が全くわからないということ!私もそうでした。中に入ってみて初めて分かる、とてつもない情報量、とてつもなく生きた情報・・・。ただ、この「見てみないとわからない」というものに、つながっても居ないお客様をどのように導けばよいのだろう??そんな悶々とした日々を過ごしました。
ユーザーさんはよく言います。「コミュニティへの参加は上司の許可が得られないので難しいです」「Facebookでコミュニティ活動?趣味の延長?」そうです!コミュニティというものへの理解はそんな感じです。
そこで考えた秘策は、「これはビジネスです!業務です!」と言いやすい場所づくりをしようということでした。ただ、コミュニティの良さを守りつつこれらを言いきれる環境・・・。

WingArc Membershipサイト


ということで、2020年10月にWingArc Membershipという会員登録サイトっぽいものをコミューンさんのサービスを利用して立ち上げることにしました。そして、このWingArc Membershipサイトの内部にコミュニティの交流ページを設けて「ビジネスであり業務」の領域から「コミュニティ」が透けて見えるという環境を作りました。

効果やいかに!?

nest運営メンバーのみなさん


WingArc Membershipを立ち上げて移行、素敵なことが沢山置きましたが現在の進捗状況はこちらです。

  • ユーザー登録数: 1,070名

  • アクティブユーザー: 50名ほど

  • イベント開催: 8回/年

  • イベント参加者平均: 130名 

  • メインインフラ: Commmune

新規登録者が増えたことでイベント参加者数も大幅アップ!そしてイベントを企画いただく運営メンバーのモチベーションも上がり、イベントの質も大幅に向上しました。運営メンバーのみなさんに助けていただき、nestはかなり輝きを増したと感じています。

もう一つの施策

注力したもうひとつの施策は、ユーザーさん一人一人がもっと輝く場所を提供するという事です。弊社主催イベントにご登壇いただいたり、オウンドメディア「データのじかん」でのインタビュー記事を掲載させていただいたり、Sansanさんが主催するClimbersへの登壇誘致なども行い約15件のコミュニティ外での活動の場所をつくりました。舞台の大きさに合わせてユーザーさんのセッション内容や話の仕方までがレベルアップしていく瞬間を目の当たりにするというのは本当に気持ちの良い瞬間でした。私たちは舞台を準備して行くことしかできませんが、これからもnestのみなさんがキラキラと輝いていく瞬間に立ち会っていきたいと思っています。

Data Driven Meisterのみなさん

最後に

根深い「コミュニティ参加は上司からの許可が得られないので」問題につきましては、私たちも解決策を様々模索しています。先日以下のようなインタビュー記事を公開しました。
ユーザーコミュニティの是非を問う!? 社員がコミュニティに参加するメリットは実は企業にとっても大きい!(note)https://note.com/w_nest/n/n03a11c645686


来年へ向けて私たちはカスタマーマーケティングの全体像を描いていかねばなりません。ウイングアークのカスタマーマーケティングとは?
来年のアドベントカレンダーでは是非その辺をご紹介できるようになっているように・・・頑張っていきます!

(筆 ウイングアーク1st 河村)

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