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「お支払いの便利さ」をちょっとだけ考える|キャッシュレス決済への対応

和歌山ものづくり文化祭では、参加する全てのブースで下記のキャッシュレス決済手段を使っていただくことができます。
もちろん、現金でのお支払いもOK。
ものづくり体験の参加費や職人から商品を購入する際にキャッシュレスが選択肢にあることで、来場するお客さんにとっては、ちょっとだけ便利に。
現金を使わないことで支払いのスムーズ化や感染症対策の一環にもなります。

電子マネー、クレジットカード、PayPayに対応

全店舗、共通端末で見えるもの

和歌山ものづくり文化祭に参加するのはメーカーばかり。
一般消費者と触れられるこの機会にキャッシュレス決済を試すことで、今後のビジネスの参考になるデータを取りたいというのが、あえてキャッシュレス決済を導入した大きな狙いです。

さまざまなイベントで、出店者ごとに独自で決済手段を導入していることも増えてきました。
しかし、全店舗で共通の支払い方法が使える、というのは珍しいのではないかと思います。
決済手段が統一されることで、お客さんも決済手段を迷わないという利点がありますが、それ以上に全店舗同じ条件・共通の端末で売上データが揃い、見えてくるものがあります。

  いくらの決済であればどの決済手段が多いのか?
  購入が多かったのは、どの時間帯なのか?
  ターゲット層の属性によって決済手段の違いはあるのか?

データが揃わないと肌感でしか分からない「高い商品はクレジットカードだろう」とか、「これくらいの金額だとPayPayかな」とか、「とはいえ現金は半分くらいいるんじゃない?」という情報が、バラエティある16ブースを俯瞰することで可視化されます。

データを組み合わせることでより詳細な分析に

さらに、和歌山ものづくり文化祭では、会場に人流測定カメラを設置し、リアルタイムで会場内の人数カウントをしています。

これと売上データを組み合わせることで、購買率の高い時間帯なども分析が可能です。
(たとえば、夕方はピーク時に比べて人が少ないが、高額な商品をゆっくり購入いただけているなど)

これらのデータをもとに和歌山大学の研究室と連携することで、今後のイベント開催に向けた知見を得ようというのが、大きな目的です。

ものづくりの未来を創る、体験と学び。

いままで一般消費者と接点がなかった企業だからこそ、お支払い方法ひとつをとってもここから様々な体験や学びを得ようとしています。

お支払いの便利さをちょっとだけ考える。
だけでなく、
そこから垣間見えるさまざまなことも、実は考えている。
それが、和歌山ものづくり文化祭です。

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